千成小学校にて 国際理解教育ワークショップ「チョコレートの来た道」
名古屋市中村区の千成小学校6年先生73名参加、「チョコレートの来た道」のワークショップからフェアトレードのことをお話する機会を得ました。
このワークショップのねらいは、
(1)チョコレートがどこで、どのようにして作られているか知り、南北格差の問題に目を向ける
(2)チョコレートが大量生産される裏側に、児童労働の問題があることを知る。
(3)世界の現状を踏まえ、自分たちができることを考える。
★アイスブレーキングで、わいわいはじめ、5人グループを15作り、チョコレートの材料ができるところ、食べている国を地図のうえで確認して、作っている国と食べている国の違いを考えました。
★チョコレートができる過程も、木のなっている写真、カカオの実の写真、チョコの原型のようなもの等の写真で流れを考えました。
★「チョコレートを知らない子どもたち」の話をして、新聞に掲載されたカカオ農場で働く子の写真をみせました。その写真の男の子(カカオの実を取りだしている)の名前をコート君(コートボジワールから取りました)としてみんなが彼あてに呼びかけ手紙を書きました。
★フェアトレードの絵本「お買い物ちょっと考えてみて」をみんなで読み回ししました。
「ねえ、みんな何かを買う時に、だれが作ってくれたのか、考えた事ある?」から始まるこの本は、ピープル・ツリーの代表サフィア・ミニさんの長男ジェロームが7歳の時、途上国の子どもたちやその家族、そして彼自身の家族について感じるところを言葉にしました。葉翔明さんの美しい絵と、南インドのストリートチルドレン達の描いた絵が対照的にならび、この世界から搾取をなくす為に、何ができるかを問いかけている絵本です。その彼も今は高校生くらいになっていると思います。
★最後に、南米の先住民に伝わるお話「私にできること」というクリキンディという”はち鳥”の話を読み、みんなでそれぞれで「私にきること」を書きました。
以下はみんなが書いた手紙から
「コート君へ、チョコ食べた事がないなら送ってあげるよ~」という子どもらしい心つかいや、「….こんなつらいことを子どもがして、チョコが作られるなんて….。大人ってひきょうだよね……。」と奴隷を解放してと願うという子。
「学校へも行かずにがんばってくれている子がいるなんて知りませんでした。私と同じくらいの年の子どもがはたらいているなんて…..。だからこれからは、できることからはじめてみます。だからまっててね。にこにこマーク」みんな一様に驚いた様子が手紙からうかがえます。
世界に目をむけることが、足下の暮らしを見直す事になります。きっと今晩はお家で今日聞いたこと話しているでしょう!
フェアトレードのチョコレート
・フェアトレードを選んで買うこと
・作った人の事思いうかべ、感謝して食べること
・兄弟や家族、友達に話すこと
などみんなが書いてくれました! みんな2時間しっかり学びました。
「地球を落とさないゲーム」は結構盛りあがりました。ビーチボールの地球をぽ~ん、ぽ~んとみんなで数を数えながら打ち上げます。協力しあわないと落ちてしまいます。
さ~、未来に責任ある私たちのできることは???