熊本にて29日の懇親会のあと愛知県勢が集まり記念写真をと私が呼びかけ撮ってもらっていると…..
私も、私もと、ふくれあがり、やがて….誰もいなくなった会場には、この写真を撮ってくださった人のみ….ということに…..とてもすご~い現象の集合写真でした!
始まりは30名ちかく参加した仲間を誘うだけのつもりの写真が
一人一人向こうからかけより、
ふくれあがっていく様、
フェアトレードを「縁」にイギリス・イタリア・ベルギー・ポーランド・アメリカ・オランダ・ブラジル・タンザニア・ブータン他
計21カ国の人々とのつながっていく様に嬉しくなりました。
向こう側のテーブルの人影がみえなくなったのでした!
東京2泊3日、熊本2泊3日と
中1日は名古屋にいて、外泊が4日あった一週間、昨晩30日無事戻りました。
熊本会場の国際交流会館から見下ろす熊本城周辺は
桜が満開。
桜と奥にみえるのが熊本城
惜しくも土日は雨でしたが…。
東京での30分の名古屋の活動を伝える
プレゼンテーションも、
3月26日東京経済大学にて
熊本でのパネラーとしての参加も無事終わりました。
世界・日本のフェアトレード関係者との出会いは
貴重でした。
懐かしい人たちにも会えました。
ブータンのペマさん、キリマンジャロ麓ルカニ村の
アレックスさん、佐世保近くで20年くらいフェアトレードに関わっている
パオさん、今度若い人にフェアトレードを伝えるべく長崎へ出店を
決意されたそうです。
また、「シャプラニールのDVDに出ている人ですね」と学校の教材で
使っていると、声をかけてくださった大分県の先生もみえました。
【DVD】「いちばん身近な海外協力~クラフトリンク~」 2千円
昨年名古屋にて総会が行われた時の
私の基調講演を聞いてくださった人で、その後地元でフェアトレードのことを
みなさんに伝え、今回は20名で参加したとのことでした。
お会いしたいと思っていた、マヤビニック生産者と交流のある慶應義塾大学の
山本純一先生ともお会いして、「フェアトレードの歴史と「公正」の概念の変容」と
いう資料も頂きました。メキシコで最も貧しい州とされるチアパス州を中心として
活動するゲリラ組織サパティスタ民族解放軍の研究から出会ったコーヒー物語を
名古屋でもお聞きしたいと思っています。
過日、山本先生のゼミ生さんも名古屋にみえて卒論のインタビューを受けましたが
その茜さんとも会いました。卒論も送って頂いていて、がんばっているな~と感心しました。
新しく頂いた名刺も30枚くありました。
入ってきた情報もこれから整理ですが、フェアトレードの
世界でも包括&多様性が広がるようです。
現在名古屋でもフェアトレード・タウン運動をすすめているなか、各分野の人
(行政も学校も企業も他のNGOも)とつながりつつありますが
フェアトレード・タウン運動の展開でも「ビッグ・テント・アプローチ」
という動きもでてきて、各分野がつながって、受け入れてやって
行こうという動きがあるようです。
が、しかしフェアトレードの持つ理念をしっかりもって
つなっがっていかないと、その理念が薄められたり
流されたりする危惧もあります。
日本ではまだ充分フェアトレードが行き渡って
いない現状のなかに、経営者に都合のいい
マークや言葉がフェアトレードであるかのように受取らている
ようにも見受けられます。
環境には配慮しても労働者への配慮は重要項目ではなかったり
道徳的・倫理的消費は大切ではあるけれど
作られた貧困の是正という視点までは届いていない。
今後それらの内容をしっかり勉強して、入り口は
レインフォレストアライアンスでもエシカルでもOKで、その先の
辿りつく所はフェアトレードとしてゆきたい。
さて
人と人との出会いは素晴らしい!
昨日までは知らなかった人と笑顔を交わし
また、それまで知らなかった情報も共有する。
今回は、悲しい情報もありました。
それが世界の現実です。
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3月15日フィリピンでブレス・カパラ氏(パナイ・
フェアトレード・センター理事長)が暗殺され、
マスコバド糖精製工場も焼き討ちにあった報告も
東京であり、黙祷を捧げました。享年65歳。
オートバイ2人乗り組に銃撃される事件は、
5~6年くらいまえ(もっと前?)に名古屋のYWCAで話を聞きました。
その時もたくさんの人が暗殺されていると聞きました。
まだ続いているのだと愕然としました。
昨年にもドライマンゴの生産者リーダーも暗殺されたと
WFTOルディさんから話もあり、現在169件との報告。
さらに驚くことに犯人が捕まる事はないようです。
支配者層により暗殺がまかり通る国のようです。
大地主の支配するフィリピンにおいて
フェアトレードの運動は大切です。現地では
命をかけてそれがなされています。
多分、他のアジア・南米などの貧しい国といわれているところでも
まだまだ同じような状況があると思います。貧しい人達の
生活向上にむけ、社会から疎外された生産者のために
命をかけている人たちが居ることを思い馳せなければならない。
そしてその人達と思いを共有し、行動できる方法の一つとして
フェアトレードの推進もあります。
わたしたちにできること、改めて思いました。
まずは「知る」こと「想像すること」どうしてそうなるのか
「考える」ことそして「行動すること」
今日から、またその道を歩き始めます。
クマモンの街、熊本。フェアトレードシティくまもと推進委員会の皆様、1年間にわたる準備、ありがとうございました。たくさんの出会いを頂きました。