東日本大震災とフェアトレード
今、日本も大変な事になっているので、途上国のことなど考えている場合ではない。
フェアトレードの話をすると、そんな声もきこえて来ることがあります。
もちろん、この寒い冬がなお一層つらく思われる震災にあわれた方々、思いをはせれば言葉もありません。
日本のフェアトレード団体は、途上国への支援の経験をもとに動きだし、いまも活動は続いています。
その活動のなかで支援金ではなく、「仕事つくり」の提案をしている団体もあります。手編みのハ-トブロ-チや、クリスマスオ-ナメントなど、編み物など手作りの仕事をすることで癒されていく女性達もいます。そして実際に収益にもつながってゆきます。
今困っている人たちは世界も日本も同じです。その人たちを思う気持ちも同じです。
寄付などの応援も「なふたうん」では風”s の店頭募金やバザ-での売上から、3月11日以降12月30日までに
合計46万円フェアトレードの団体(ネパリ・バザ-ロ東日本大震災サポ-ト)と
レスキュ-ストックヤ-ドという地域の団体に寄付してきました。
フェアトレード・ショップ風”s では、東日本の手仕事とフェアトレードのチョコレ-トをセットにした、
「東日本と世界と結ぶフェアトレード・チョコセット」を企画しました。
フェアトレード・タウン運動は、この地球上でおかげさまで生きているという暮らし方をしていきたい。
世界の困っている人たちのことを思う人たちは、地域でのつながりを大切にしていくと思います。
暮らしやすい街づくりは、世界の困っている人たちともつながっていきます。