ちくちくプロジェクト 今日8月27日発進! 花や樹や鳥やクジラたちと

福岡伸一著”動的平衡”に彼が翻訳した本のことが書いてありました。

”エレファントム”著ライアル・ワトソンは象のことをこのように述べています。

”象は太古の昔からずっとヒトを見守っていた。象たちはヒトの祖先が樹から降り、森林から草原に出てきたときも、そっと場所を譲ってくれたほどだった。南アフリカのクニシナには、かってたくさんの象が穏やかに生息していた。象たちは母系社会を形作って生活する。…..徹底的な象牙乱獲のターゲットとなっていった。開発の波も容赦なく草原と樹木を収奪し、そこに引かれた大規模な道路は象の生活圏を寸断していった。…三頭が確認されるだけになった。…たった一頭になった象。

このクニスナ最後の象は、人びとから”太母(メイトリアーク)”と呼ばれる雌だった。一世紀前500頭もいた象の群は、ついに一頭を残すのみになった。数年後アメリカにいるライアル・ワトソンのもとに、最後の母象が行方不明になったという情報がはいり急遽南アフリカへ向かった。

生涯母系家族を維持し、常にコミュニケーションを取り合って暮らして来た象が、たった一頭残された時、彼女は一体どこへ行くのだろうか? ワトソンにはある確信があった。

彼は、少年時代を過ごした南アフリカのある場所でかって象を見たことがあったのだ。

そこはクニスナ地区から国道を越え、森林地帯が終わるところ。そこでアフリカの台地は突然、崖となりその下の海面に垂直に落ち込む。切り立った壁の上から大海原が見渡せる。

はたして、ワタソンはその崖の上にたたずむメイトリアークを見た。そしてそ光景を次ぎのように書き記した。

”私は彼女に心を奪われていた。この偉大なる母が、生まれて初めての孤独を経験している。それを思うと胸が痛んだ。無数の老いた孤独が目の前に浮かび上がってきた。救いのない悲しみが私を押しつぶそうとしていた。

しかし、その瞬間、さらに驚くべき事がおこった。

空気に鼓動が戻ってきた。私はそれを感じ、徐々にその意味を理解した。

シロナガスクジラが海面に浮かび上がり、じっと岸の方を向いていた。潮を噴き出す穴までがはっきりと見えた。

太母は、この鯨に会いに来ていたのだ。海でもっとも大きな生き物と、陸でもっとも大きな生き物が、本の100ヤードの距離で向かい合っている。

そして間違いなく、意志を通じあわせている。超低周波音で語り合っている。大きな脳と長い寿命を持ち、わずかな子孫に大きな資源をつぎ込む苦労を理解するものたち。高度な社会の重要性と、その喜びを知るものたち。この美しい稀有な女性達は、ケープの海岸の垣根越しに、互いの苦労をわかちあっていた。

女同士で、太母同士で、種の終わりを目前に控えた生き残り同士で”

以上の内容には、以下の挿絵もありました。江戸時代の画家とワトソンの1990年後半の話とつながっている不思議…….。

 「若冲、最晩年の大作屏風 北陸の旧家で『象鯨図』発見」(東京新聞)
 *辻惟雄氏による鑑定内容の概略が記載されています。

 

ドキュメンタリー映画地球交響曲(ガイアシンフォニー)監督の龍村 仁さんのメッセージは、風”sにオープン当初の10数年前から貼ってきました。今日、それがハラリと落ちてきて、今日のちくちくプロジェクト発進の時にみんなに紹介しようと持参し以下がその一部です。

かって

人が花や樹や鳥やクジラたちと

本当に話が出来た時代がありました。

その頃

人は自分達の命が宇宙の大きな命の一部分であることを

誰もが知っていました。

太陽を敬い、

月を崇め、

風に尋ね、

火に祈り、

水に癒され、

土と共に笑う事が本当に活き活きと出来たのです。

ところが、

最近の科学技術のめざましい進歩と共に…….

とつづくわけですが、まさに失われたものの大きさを知る3・11でした。

くじらの海2s

葉 翔明さん絵・文による”クジラの海”を読んで今日のなふたうんのバナー

作成の第一段階下絵を描きました。

クジラの海3s

名古屋がフェア・トレード・タウンになったことをイメージして、左に月、クジラ、右に太陽、左奥の山々森林から流れ出る川、川下には町並み、名古屋城もみえます。画面一杯に手をつなぐ人と動物や鳥たち。桜の木も手前から名古屋城に伸び、花びらをたたえます。

ちくちくPs

この日に臨み、今日欠席の二人も下絵を提出してくれて、みんなで図案を考えました。今日の参加者5人は、思わずできあがっていくバナーの下絵に拍手を送りました。

みんなで、考え作り上げていく課程を今日も楽しく体験することができました。フェア・トレード・タウン運動はこのような積み重ね、つながりによって誕生してゆく道を歩いていくのかな~と感じた1日でした。

今後半年かけて、ちくちく縫って行きます。わたしたちの思いを縫い込んでいきます。花や、樹や、鳥や、クジラたちと話す事ができたらいいね~。

どうぞ水曜日午前中時間のとれる方はご参加下さい。次回は

9月28日(水)

10時~12時 

会費500円 

ご指導下さるのは、キルトネットワーク・ジャパンのメンバーの方。

場所は、ウィルあいち2F あいちNPO交流プラザ

申し込みは、052-962-5557 huzu■huzu.jp  ■は@にかえて 土井まで

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