2019年6月19日「フィリピン・ミンダナオ島 バナナ労働者の声を聞く 今、バナナ生産現場で起こっていること」名古屋YWCAにて

フェアトレード・ショップ風”s のブログにて紹介

「バナナと日本人」~「高地栽培バナナと日本人」を考える

 

 

 

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フィリピン・ミンダナオ島 バナナ労働者の声を聞く
今、バナナ生産現場で起こっていること
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バナナ梱包工場労働者の組合NAMASUFAより組合員2名の報告がありました。

■はじめに40年前からのバナナ

 

日本が輸入するフィリピン産バナナの大半は、日系と米系の多国籍企業が経営するミンダ
ナオ島の大規模なプランテーションで作られています。

1980年代から90年代にかけて、大量生産のために投入される危険な農薬がバナナ労働者の健康を蝕むだけでなく、

消費者である日本人の健康をも脅かしていること、

労働者は低賃金で過酷な労働に従事していること、

待遇改善の要求が暴力で押さえ込まれていることなどの実態が明らかになり、

多国籍企業への批判が高まったことがあります。

その後、経済のグローバル化を背景に拡大する多種多様な輸入食品の陰に隠れて、バナナ
の問題は人々の関心の表舞台から姿を消していました。ところが、近年再びバナナの生産
現場の問題が浮上してきました。

日系バナナ事業者「スミフル(旧住商フルーツ)」が経営するバナナ農園の

生産工程の一つであるパッキングプラント(洗浄梱包工程)で働く労働者が、労働の安全確保と待遇改
善を求めて声を上げました。

しかし、組合に参加した労働者たちは脅迫や暴力に晒され、家を焼かれ、組合を辞めろと脅され、さらには殺された者もあります。

現在フィリピンのバナナ生産の現場で進行している過酷な労働環境と低賃金による人権侵害の実態について、

バナナ労働者2名から話を聞きました。

◎日時:6月19日(水) 18:30~21:00
◎場所: 名古屋市中区新栄町2丁目3番地 YWCAビル4階
地下鉄東山線「栄」下車、5番出口より徒歩3分
◎報告者:バナナ梱包工場労働者の組合NAMASUFAより組合員2名
◎通訳:波多江秀枝さん(FoE Japan委託研究員)

◎主催:(NPO法人)アジア太平洋資料センター/(特活)名古屋NGOセンター
◎問い合わせ:(特活)名古屋NGOセンター
〒460-0004 名古屋市中区新栄町2丁目3番地 YWCAビル7階
TEL&FAX:052-228-8109 メール:info@nangoc.org

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