11月28日 名古屋市立笈瀬中学校全校生徒197名(中村区)にて人権をテーマに土井ゆきこ講演

笈瀬中学校では「人権集会」と題し、生徒が「人権について考える時間」として人権教育講演会の講師を名古屋市教育委員会の紹介でフェアトレードの話をしました。

集会は、全校生徒(中1~中3)197人なので参加型ワークショップはできないのですが、できるだけ3択の問題を出して参加型を心がけました。

ゆっこりんの「3つのホント、一つのウソ」で始まる自己紹介、50分授業なのでかなりの駆け足になりますが、外せないのは「フェアトレードの紙芝居」「私にできること」紹介、そして最後はいつも伊勢市の小俣中学の生徒さん達が先輩から受け継い手話で唄う「No More Cry」児童労働をなくす為に自分たちできることは何かと唄うCDを流して、最後に地球からさらに宇宙へと目をむけ、生かされた命を大切に、大海から針1本拾うくらいの奇跡の私たちの命を大切にしようとお話して締めくくりました。

 

そして校長先生の部屋でお話をしている時に、英語の先生が教科書を持ってきてくださいました。

 

中学3年生の英語の教科書です。開いてみるとこんなコラムが載っていました。時代が変わってきていると痛感。ただガーナで子どもらが働いているというだけではなく、そこから一歩進み生産者と消費者を結びつけ、未来を選択するとあります。

まさに消費者教育基本法が2012年施行されフェアトレードを伝えることで消費者教育とも連動しています。

笈瀬中学での印象は、先生方が生徒さん達に人としての思いをもって接している、つまり横柄ではないのです。学校へ行く機会は時々あるのですが、たまに生徒さん達に先生の言葉遣いや態度が私には横柄に見える時がタマ(ですが)にあります。そんな時は、日頃から接していると大変だろうな~と想像はすれども、その現場を見るのは悲しかった。でも笈瀬中学校は校長先生も主任の先生も生徒さん達への目が温かいと感じて嬉しい気持で学校をあとにしました。

今回は、ワークショップではないので振り返りシートはないのですが、最後のみなさんの温かい拍手が答えてくれていたような気がします。このような機会を頂けるのは本当にありがたいと思います。23年間フェアトレードに関わり、生産者の国々を訪ね、国内でフェアトレードの講演を聞いて勉強したり、また、たまたま世界一周の旅にでることもできその時の経験もお話できて、私自身いままでの時間の積み重ねでこのように話ができて幸せです。

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