5月26日浜松”豆乃木”の杉山世子さんの講演会 18名参加 愛知県国際交流協会にて

5月のフェアトレード月間企画
2010年からなふたうんと愛知県国際交流協会(AIA)共催で企画を続けているフェアトレードの講演会です。
昨年の慶應義塾名誉教授山本純一先生の講演会に続いて、メキシコのコーヒー生産者マヤビニックの現場に毎年通っている杉山さん。
海外青年協力隊で3ヶ国経験のあと慶応義塾の山本ゼミで学んで起業した女性。
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2018年5月26日 講演

「フェアトレードがしたいわけではない!?」
~マヤビニックコーヒーが生み出す「人ともの」のステキな連鎖~

女性の起業としての視点でも興味深い講演でした。現地と直接取引をするフェアトレードの起業はとても大変な仕事だと思いました。

静岡のお茶農家さんとの話で「農家にとって一番嬉しいことなにかわかる?」の問いのあと「作ったものが手間にみあった価格で売れること」と言われたという話。
海外でも国内においても当然のことですが、それがそうではない現実があり、フェアトレードの必要性がありますね。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::(講演の内容から)::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
21歳で海外青年協力隊でジンバブエに行き、そのあとも3ヶ国(内1ヶ国は1ヶ月滞在)そんな経験からなにか彼等に役にたつことがしたいと思っていたが、思いもしないメキシコと関わりをもつことになった。
山本純一研究室フェアトレードプロジェクト(通称FTP)が支援対象としてきたメキシコ・チアパス州『マヤビニック生産者協同組合』のコーヒーの輸入及び販売促進するプロジェクトに参加、その縁で始まった起業。
支援者からフェアトレードのパートナーになろうと決心した「マヤビニック生産者共同組合」は1999年設立。マヤ系先住民で組織、約750家族(2018年5月)、約170トン(ひと家族あたり230Kg)約17万円
コーヒー農園にサビ病が蔓延、要望通りに豆を送る事はできないと、唯一非先住民のルイスからメール。自分も困るけれど、生産者さんはどうなんだろう? 先住民のひとたちとのコミュニケーション不足に気がつき、先住民のひとたちの実態を知りたくて2014年7月から2ヶ月現地に滞在。
マヤビニックコーヒーの本拠地チアパス州(人口522万人)は、人口の3分の1は先住民マヤ系の人々でメキシコ政府が算出した疎外指数は全国1位(識字率、教育課程、電気・水道の有無、住宅の質、貯蓄などから算出)
チェナロー地区は、土地紛争や水資源、採石場の利権めぐる争いなど紛争が先住民同士の争いがたえないとろで、1997年12月22日ミサの最中におきた女性・子どもを中心とした45名が虐殺された事件もあった。
不信感により外部者を排除する強い共同体意識を育んできたといわれている。その中に飛び込んだ杉山さんがどのように彼等に写ったのか? その雰囲気は杉山さんに苦手意識をもつことになったわけだが、ルイスさんとの英語でのやりとりに頼るのでなく、スペイン語講座を聞いて勉強。現地の言葉ツォツィル語で「ありがとう」もいいながら努力。
なぜフェアトレードなのか
〈生産国内の要因〉仲買人の買いたたきと支配
         劣悪な労働環境
         政府の腐敗
〈国際的要因〉  一次産品の価格下落や乱高下
          (ニューヨークやロンドンの先物取引による影響)
         国際商品協定の崩壊
         ネオリベラリズム(新自由主義)等
〈生産者の要因〉 奥地での生産で運搬手段がない
         読み書き、計算ができないので仲買人のいい値で取引
         たとえ交渉が降りでも、現金に換えざるを得ない状況
フェアトレードは
〈組合の結成〉市場と直接取引する。品質向上などふくめ、生産性を高める
〈最低価格の保証〉国際価格の変動に惑わされることなく安心して働くことができる
〈プレミアムの付与〉一定売上以上につくプレミアムは、コミュニティで話あいし
         地域社会に有益なことに使われる。
フェアトレードを推進するのに大切にしていること
消費者に生産者がみえること、また生産者に消費者みえること、毎年メキシコに飛び実行。
苦労
個人、または小さな会社が輸入して販売する苦労は、海外での取り引きなので言語や商習慣、信頼関係の構築などがある。また一定量(コンテナ単位=1コンテナに18トンのコーヒー)の輸入が必要、1年分の仕入れ資金が必要ということ。
フェアトレードは前払いがあるので、確かな経済基盤と経営力が必要。
後半はワークショップ形式で感想や質問共有
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(なふたうんメンバーの感想)
*今日はAIAのマヤビニックコーヒーのお話会で、私も杉山さんのお話を聞かせてもらいました。青年海外協力隊の経験から起業することを目標にしてる中で慶應義塾の山本先生のゼミをきっかけにマヤビニックの扱いを開始した。2014年にサビ病で7分の1まで収量が落ちて、そこでやっと現地の方とのコミュニケーションが取れてなかったことに気づいたんだそう!でそこからが、本当の意味でのフェアトレード。現地の生産者に直接話をする(それまでは言語通じる人を経ていた)生産者に消費者のことも伝える。を頑張っていてスペイン語もツォツィル語も少しずつ覚えているんだとか!コーヒーが届くまでの努力が垣間見られた1日でした。

*基本お一人で、コンテナ1本分のコーヒーを仕入れて、前払いして、現地に行って、、ということのすごさ、と同時に英語が話せる人を通じてのやり取りで、先住民の方たちとのコミュニケーションに苦手意識を感じてしまったなどということも話してくださって親しみを感じ、でもそれを乗り越えて、10年先、20年先もずっと、ということでやっぱりすごいな~、と思いました。

隠すことは何もない、お金のことも聞かれればお知らせするという言葉にもびっくり、将来政治家になってほしいと思いました(笑)

以下は他アンケートより

Aは講演の感想 Bは交流会の感想

*Aまだ勉強を始めたばかりだったため”フェアトレード”を知る良いキッカケになった。

Bこの講義に対する様々な意見を知ることが出来、良い時間となった。(20代男性)

 

*A物やサービスの価格がとても気になりました。日本でも安すぎる位のが当たり前にある中でフェアトレードをすすめていく為に自分の支払が適正なのか、一度考えたくなりました。Bもう少し時間が欲しかったです。多くの意見が出、それを聴くことも大変勉強になりました。

 

*A「支援者」から「パートナー」へという言葉がすてきだと思いました。僕もフェアトレード商品(コーヒー・カカオなど)を用いて生産者と消費者をつなぎ地域活性につなげたいと思いました。(20代男性)

 

*杉山さんが現在の活動に至るようになった経緯、フェアトレードに対する考え、今後の展望など、うなずきながらお話を聞かせていただきました。名古屋の国際交流会の方々、フェアトレード・タウンにしよう会の方々も地道に活動されているのがわかって頭が下がりました。B初対面の方々とグループになりましたが、和やかに話すことができて楽しかったです。もっとたくさん話したかったです。ワーク作成の時間も足りなく感じました。でもその中でみんなよく考えまとめていらっしゃって感心しました。(40代女性)

 

*Aはきはきして、がんばってきた人に見られる雰囲気がでていた。B楽しくできました。少し時間が少なかったかも(50代男性)

 

*ネットで見るだけではわからなかったフェアトレードについて実体験のお話を聞けたので理解がすすみました。B関心をもたれていり若い方々とディスカッションできて勉強になりました。元気になり、刺激になりました。(50代男性)

 

*Aフェアトレードについて名前だけ知っていました。今回フェアトレードは人と人とのつながりで作られていくものと知り、今自分も人とのつながりに重きを置いているので、とても感銘を受けました。Bこういう事をするのが学生以来久しぶりでした。楽しく過ごさせて頂きました。(30代男性)

 

*Aナマの話をうかがうのは大変勉強になると思った(60代以上男性)

 

*Aかねてからお話をききたいと思っていた方でした。今日お話や人柄がわかり、とても楽しくきけました。ありがとうございました。Bたのしかったです。(30代女性)

*Aとてもおもしろかったです。(40代女性)

 

*A来てよかったです!フェアトレードの意味を今までなんとなくわかっていなかったのがとても明確になりました。B参加型の講座は大好きなので楽しかったです。生産者と消費者の関係のように相手がどんな人なのかわかることでぐっと印象に残る時間になります。(20代女性)

 

*A直接活動されている方のお話を聞けたことがとても良かったです。もののうしろにある背景や生産者の方の生活がわかりとても勉強になりました。B楽しかったです。(30代女性)

 

*Aフェアトレードから考えるの大事ですね。これからも続けていって欲しいです。(30代)

 

*Aコミュニケーションの必要性とお互いの顔が見える立ち位置の必要性がわかった。B色々な人たちの意見が聞けてよかったです。(60代以上女性)

 

*Aまだ勉強を始めたばかりだったため”フェアトレード”を知る良いキッカケになった。

Bこの講義に対する様々な意見を知ることが出来、良い時間となった。(20代男性)

 

*A物やサービスの価格がとても気になりました。日本でも安すぎる位のが当たり前にある中でフェアトレードをすすめていく為に自分の支払が適正なのか、一度考えたくなりました。Bもう少し時間が欲しかったです。多くの意見が出、それを聴くことも大変勉強になりました。

 

*A「支援者」から「パートナー」へという言葉がすてきだと思いました。僕もフェアトレード商品(コーヒー・カカオなど)を用いて生産者と消費者をつなぎ地域活性につなげたいと思いました。(20代男性)

 

*杉山さんが現在の活動に至るようになった経緯、フェアトレードに対する考え、今後の展望など、うなずきながらお話を聞かせていただきました。名古屋の国際交流会の方々、フェアトレード・タウンにしよう会の方々も地道に活動されているのがわかって頭が下がりました。B初対面の方々とグループになりましたが、和やかに話すことができて楽しかったです。もっとたくさん話したかったです。ワーク作成の時間も足りなく感じました。でもその中でみんなよく考えまとめていらっしゃって感心しました。(40代女性)

 

*Aはきはきして、がんばってきた人に見られる雰囲気がでていた。B楽しくできました。少し時間が少なかったかも(50代男性)

 

*ネットで見るだけではわからなかったフェアトレードについて実体験のお話を聞けたので理解がすすみました。B関心をもたれていり若い方々とディスカッションできて勉強になりました。元気になり、刺激になりました。(50代男性)

 

*Aフェアトレードについて名前だけ知っていました。今回フェアトレードは人と人とのつながりで作られていくものと知り、今自分も人とのつながりに重きを置いているので、とても感銘を受けました。Bこういう事をするのが学生以来久しぶりでした。楽しく過ごさせて頂きました。(30代男性)

 

*Aナマの話をうかがうのは大変勉強になると思った(60代以上男性)

 

*Aかねてからお話をききたいと思っていた方でした。今日お話や人柄がわかり、とても楽しくきけました。ありがとうございました。Bたのしかったです。(30代女性)

*Aとてもおもしろかったです。(40代女性)

 

*A来てよかったです!フェアトレードの意味を今までなんとなくわかっていなかったのがとても明確になりました。B参加型の講座は大好きなので楽しかったです。生産者と消費者の関係のように相手がどんな人なのかわかることでぐっと印象に残る時間になります。(20代女性)

 

*A直接活動されている方のお話を聞けたことがとても良かったです。もののうしろにある背景や生産者の方の生活がわかりとても勉強になりました。B楽しかったです。(30代女性)

 

*Aフェアトレードから考えるの大事ですね。これからも続けていって欲しいです。(30代)

 

*Aコミュニケーションの必要性とお互いの顔が見える立ち位置の必要性がわかった。B色々な人たちの意見が聞けてよかったです。(60代以上女性)

 

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