なふたうん新聞 1月第99号
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なふたうん新聞99号
Nagoya Fair TradeTown Campaign →NAFTown2018年1月15日なふたうん新聞2018年1月15日発行99号2018年 新しい年を新しい気持ちで新しい一歩を!
今年もよろしくお願いします。
豊田市稲武から車で3分ほどの野入は標高670m、昨年4月から古民家を借りている野入の冬の生活もはじまり、今年はどれくらいの寒さになるのかな~とこれから山里の冬に思いをはせ、春を待つ野入の暮らしにチャレンジします。
「君たちはどう生きるか」岩波文庫吉野源三郎著2017年12月15日第79刷 新聞広告に登場の本が手元にあったので1日で読みました。
《作品について》1937年7月に「日本少国民文庫」全16巻の最後の配本。1931年の満州事変以降、軍国主義が勢力を強めていた時期、第2次世界大戦の危険が暗雲のように世界を覆っていた時勢に、労働運動や社会運動が激しい弾圧を受け、自由な執筆も困難になっていた。が少年少女に訴える余地はまだある、人類の進歩についての信念をいまのうちに養っておかねばならない。せめてこの人だけは時勢の悪い影響から守りたいと思い立っての発行を山本有三さんは希望を次ぎの時代とかけたのでした。版を重ねたもの太平洋戦争が始まってからは、この本ですら刊行できなくなったということです。
昭和の初期の話なので貧しい生活をしている長屋の人達のことも、大邸宅に住んでいる人の話もあり粉ミルク(コペル君が飲んでいた)が手元にとどくまで
どれだけの人の手を経てきているかなどと思う場面もあり、いま出前授業でしていることと重なりあう部分があります。
ふと思ったのです。今の出前授業の大切さを。多くの生徒さんたちに伝えたい。世界にはその土地土地の気候や風土にあった服・食べ物・住まい・言葉・音楽など芸術や風習や伝統がある。似ていることもあれば違うこともある。みんな自分達の文化を誇りに思い、他の文化も尊重する。みんな一つの生命体地球に生きる人びと。争う理由はどこにあるのだろう?
南極大陸では以下のような南極条約がある。
・南極地域の平和的利用(軍事的利用の禁止)
・科学的調査の自由と国際協力
・南極地域における領土主権、請求権の凍結
・核爆発、放射性廃棄物の処分の禁止…..
南極以外では争いのない日は無い。人としての暮らしができないなど貧困の問題があり、その問題をなくさないことには平和な世界は遠い。人の尊厳が守られる世界に目をむけることが「いかに生きるか」につながっていくのではないかと思う。それゆえに伝えていきたい授業が「なふたうん」オリジナルの「チョコレートの来た道」という参加型のワークショップです。
名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会のブログにはいままで出前授業をしてきた様子や、生徒さんたちの振り返りなどの感想が”学校関係”に記録されています。
今の暮らしがあたりまえでないこと、食べ物は感謝して食べること、絶対的貧困はのぞくものの貧しいということは私たちからみて悪いことばかりではない。むしろ私たちがモノにあふれ失ったものがそこにあることに自ら気が付く機会でもあります。
若者たちの気づきに私はエネルギーをもらい、このワークショップをさらにどのように育てていくかを考えています。2時間といっても学校の授業は45分くらいなので実質1時間半で詰め込みすぎず、なおかつこのわたしたちの命が生かされた命であること、大海から1本の針を拾うほどの奇跡の命であることなど大切なことをも伝えていきたいと願っています。
年の暮れにたまたま手にした本「君たちはどう生きるか」時代は移り変わっても求めるものは同じです。125万部読み継がれるロングセラーという文言も帯にあります。
ちょっと救われた気持ちになります。多くの人が「いかに生きるか」を求めていることを…..。戦前の日本に戻ることのないことを願い、行動していくこと!このような本の発行が禁止される日本になってはならない! ゆっこりん
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この投稿は 2018/01/15 4:39 PM に なふたうん新聞・ふ~ず新聞・も~やっこカフェ・ナゴヤFTユースチー夢 カテゴリーに公開されました。
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