10月1日豊橋中央高校文化祭(テーマはESD) フェアトレード出店の報告

暑い夏休みに、豊橋から名古屋のフェアトレード・ショップ風”s正文館店に事前勉強に来てくれた生徒さん達の報告です。担任の先生が店を訪ねてくださったのがはじめのきっかけでした。
豊橋中央高等学校はユネスコスクールとして、人類共存のための持続可能な開発目標、貧困・福祉・不平等・環境などを考えます。難しい問題でも、まずはみんなで、ひとつずつやってみようとする手作りの文化祭です。
*担任先生のコメント
楽しいだけではなくて、誰かの役に立ったり、学びにつながることを目標。フェアトレード商品を前にして、「高いけど買ってもらうためにはどうしたらいいのか」と考えたことから少しはフェアトレードへの理解が深まったようです。
ESDのテーマに沿って1年E組は「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「人や国の不平等をなくそう」の3つを掲げました。
当日は保護者の方も多く訪れてくださり、商品も買ってくださいました。親子で商品を見たり、生徒が説明している姿はほほえましかったです。
雑貨に入れてくださったカメのぬいぐるみは箱を開けた瞬間から、生徒たちから大人気でした。「売れ残ったら俺が買う!」と言ったり、「教室に飾りたい」という子もいました。なんだかんだ言って売れてしまったのでうれしいやらさみしいやらでした。
生徒たちが楽しんでくれたのがなによりでした。楽しめるだけ魅力がフェアトレードにはあるのだと思いました。文化祭のテーマでもある「やってみよう」。フェアトレードにチャレンジして良かったです。

豊橋中央高等学校1年E組

☆生徒の感想☆

 

・フェアトレードの企画はとても評判がよかったです。僕たちは自分たちでフェアトレードについてまとめたり、フェアトレードについて書いてあるチラシを配ったりしました。フェアトレード商品を教室で売るだけでなく、移動販売をしたりして、より多くの人にフェアトレードについて知ってもらうことができました。今回の企画を行ったおかげで、フェアトレードに対する理解や関心が深まりました。

 

・事前にフェアトレードについて勉強したり、話を聞きに行って関心が深まった。これからもフェアトレードを広めるために何かしたいと思った。

 

・最初は商品の値段が高いと感じて「売れるのかな」と心配になりました。でも、たくさんの人が買ってくれて、ほぼ完売になってよかったです。

 

・フェアトレードの商品はどんなものかと思ったけど、普段使えそうな商品ばかりでした。コーヒーだったり、紅茶だったり、何か特別なものではなくて、いつも使う商品をフェアトレードのものに変えることができると思いました。

 

・フェアトレードの商品が近所に売っていないか、スーパーなどをまわったけれど、全然なかった。店員さんに聞いても、フェアトレードが何か知らない人ばかりだった。フェアトレードについて知らない人も多いので、もっと広まり、フェアトレード商品がもう少し簡単に手に入るようになってほしいと思った。

 

☆担任より(もう一言コメント)☆

正直「フェアトレード」というテーマを難しく感じている生徒も多く、楽しく企画ができるのか少し不安でした。しかし、実際に文化祭前日に商品が届き、実際に商品を目の前にすると、生徒たちの表情が明るくなり、一気に楽しい雰囲気の中で準備をすることができました。手芸部や食物部が手作りのポーチやクッキーを安く販売しているなかで、どうやって少し値の張るフェアトレード商品を売ればいいのか、生徒たちなりに考えてくれました。フェアトレードについてやそれぞれの商品について一生懸命説明する姿が見られました。雑貨が少し残りましたが、ほぼ完売することができて、生徒たちの自信にもなりました。

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