フェアトレード、尾張名古屋は高校生でもつ! その1=愛商ユネスコクラブ活動紹介

2月7日に「北九州でフェアトレードを普及させるには」と題したシンポジウムが開催されます。
全体は2部構成となっており、第1部では「日本と世界のフェアトレードの現状」と題して、以下の4名の報告

・アカデミックな視点:渡辺龍也東京経済大学教授
・フェアトレード・タウン推進者の視点:土井ゆきこ「名古屋をフェアトレード・
タウンにしよう会」代表
・卸団体の視点:人見友子「シサム工房」副代表
・ショップ経営者の視点:宮下緑「一生もんshop緑々」店主

つづく第2部では、第1部の4名による「地方におけるフェアトレード普及方法」と題するパネル・ディスカッションをフロアーからの質疑を交えて行います。

ということで、「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」土井ゆきこが参加してきます。それにあたり「フェアトレード尾張名古屋は高校生でもつ!」の2つの高校に活動紹介をしてもらい、それを資料として配付する予定です。

集合写真2s

愛商ユネスコクラブ活動紹介

 

○活動紹介

私たちは、学校周辺に広がる名古屋近代化の歴史遺産が数多く残るエリア「文化のみち」の持続可能なまちづくりに貢献するため、2011年に「名古屋文化のみちミツバチプロジェクト」を立ち上げ、校舎の屋上で都市型養蜂の実証実験を行っています。屋上で採れたはちみつは尾張徳川家とかかわりが深いことから、歴史と文化の香りがする「徳川はちみつ」と名づけ商標登録をしています。屋上で採れた「徳川はちみつ」を使い、陸前高田市の特産品である米崎りんごを使用し、復興応援ができる「希望のはちみつりんご」やガーナ産フェアトレードカカオを使用した「幸せのはちみつカカオ」等、社会貢献のできる商品を開発しています。

平成28年度の活動実績

○出場大会

  • 第11回 愛知県高等学校生徒商業研究発表大会 最優秀賞

第10回 東海地区高等学校生徒商業研究発表大会 最優秀賞

第24回 全国高等学校生徒商業研究発表大会 優良賞

主催:公益財団法人全国商業高校協会

大会趣旨:商業に関する科目を学ぶ生徒が、日常の学習・研究の成果を互いに発表することを通して、問題解決の能力や、創造的な学習態度を育てるとともに表現力や人間関係能力を育成することを目的とする

テーマ:「文化をつなぐ発酵のinnovation ~発酵王国愛知の魅力発掘プロジェクト~」

発表内容:私たちの学校の屋上で採れた“徳川はちみつ”と陸前高田市の地域ブラン

ド米“たかたのゆめ”を使用した「ゆめ咲くはちみつ甘酒」から“愛知の

発酵文化”“国内フェアトレード”を商業的な観点から発表

  • 全国商業高校フードグランプリ2016 伊藤忠食品社長賞

主催:伊藤忠食品

大会趣旨:出品を通じて継続的に流通・販売可能な商品の条件や課題を学ぶことで、商品の改良や次の商品開発に活かしていただくこと、地域食文化の活性化に寄与すること

出展商品:ゆめ咲くはちみつ甘酒

 

○実施イベント

  • 2016年5月 名古屋市科学館にて「学んで目指そうキッズ米(マイ)スター」

対象:小学生以下

参加人数:子供24人 保護者27人 計51人

実施内容:米麹の顕微鏡観察

ミツバチの観察

ミツバチの生態系についてワークシート

 

  • 2016年10月 鶴舞公園にて「今日から君も発酵マスター」

対象:鶴舞公園にいる方(年齢制限なし)

実施内容→米麹の観察

発酵についてのクイズ

  • 2017年1月 文化のみちにて

「文化美人へのみちを歩こうツアー 第4弾 文化のみちを巡る自分磨きの旅」

対象:女性限定

参加人数:21人

文化美人へのみちを歩こうツアーについて:愛知商業高校周辺に広がる「文化のみち」地区の魅力を

発信するツアーです。

私たちが製作した地域通貨「はにかむコイン」を使用していただき、女子総合力※を上げるためのツアープランを企画しています。

テーマ:「エシカル」

行程内容:①Kitchen POIPOIにて無農薬、朝取れ野菜を使用したオーガニックランチ

②禅隆寺にてフェアトレードチョコレートを使用した和菓子を食べていただいた和やか茶会

③橦木館にて天然素材のミツロウを使用したナチュラルハンドクリーム作り

 

○私たちから伝えたいメッセージ

私たちは「Think globally Act locally」の考え方をもとに活動をしています。

世界に目を向けつつ、地域で活動することで、フェアトレードの輪を名古屋に広げていきたいと考えています。

昨年度、名古屋市がフェアトレードタウンに認定されたことから、私たちは「フェアトレード」だけでなく、国内でできるフェアトレードに目を向けてみました。そこでお米に着目し、開発商品の「ゆめ咲くはちみつ甘酒」を通して「国内フェアトレード」について発信してきました。

今年度に開催した「学んで目指そうキッズ米(マイ)スター」では、対象を小学生以下に設定することで、次世代を担う子供たちに、国内フェアトレードについて知っていただくことができたと思います。

来年度は「フェアトレード」に目を向け、私たちと同年代である高校生や大学生に、フェアトレードを知っていただき、考えるきっかけを作りたいと思います。

フェアトレードタウンになったことをきっかけとし、まちぐるみでフェアトレードの仕組みを理解してもらい、商品を購入する際の選択肢として日常生活にフェアトレードを取り入れていただけるよう、イベントの企画や、販売活動を実施していきたいと思います。

 

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