「インドから届く コットン畑における児童労働の話」

2009年1月31日「児童労働とチョコレート」
2010年3月2日「ガーナから届く、カカオ農場における児童労働の現場の話」と続いて、ACEの白木事務局長さんを招いてお話を聞くのは3回目です。
私自身は2008年12月6日に東京で講演「インドのコットン栽培と児童労働について」を聞いたり、
12月21日に大阪で聞いたりして今回で5回目です。
今回、新しく驚いたのはインドでは女の子には教育を与えたがらない理由の一つが、持参金が教育を受けていると高くなるからということ。持参金をしっかり持っていかないと暴力を受けたり、焼き殺されたりもすると聞いていました。持参金の制度というのは貧しさゆえの理由もあるのでしょうか?

インドは1/3は貧困で、1日1ドル以下で暮らしているわけですが、首都デリーでは新車が増えているし、モールがいくつも出来ている。またサリー姿もすくなくなっているということで、都市部の近代化が進んでいるようですが、ちょっと農村地区にはいれば、安全な水もないような状態だそうです。本当に必要なところへ制度やお金や援助が届かないようです。

0416ACE

NPO法人 ACE 白木朋子さん講演に18名の方が参加。
【日時】 2010年4月16日(金) 午後6時半~8時
【場所】 ウィルあいち2F あいちNPO交流プラザにて
<ピース・インド プロジェクト>
対象地域s

<ピース・インド プロジェクトの概要>
日本語名 児童労働を教育へ変える、インドのコットン生産地のコミュニティ参加促進プロジェクト
英語名 “Promoting community Engagement for Assisting Change from child labour to Education in cottonseed production area in India (PEACE-India)”

プロジェクトの目的= インドのコットン生産地域で危険な労働から子どもを守り、子どもの就学を徹底させる
プロジェクト期間= 2010月1月18日~2013年1月17日(3年間)
プロジェクト対象地= インド、アンドラプラデシュ州
マハブブナガル県マルダカル地区ナガルドーディ村
主な受益者= 支援対象者:就学年齢(6~14歳)の子ども約600人、18歳以下の女の子
パートナー団体= インドのNGO「SPEED」
1997年設立。主に貧困層の社会経済的発展、教育、保健、農業、環境保全の向上を目的に活動。
マハブブナガール県の4地区(Gadwal, Maldakal, Ieeja, Gattu Mandals)を中心に活動。
国家児童労働対策プログラム(NCLP)、ILO/IPEC(国際労働機関/国際児童労働撤廃プログラム)の実施団体。
主な活動内容=
(1年目)
1)親や住民などへの啓発活動
村の集会、劇や歌などによる文化プログラム、子どもの権利や児童労働、子どもの教育の重要性などについて学ぶミーティングなど を 行って、親や住民の意識を高めます。

2)住民グループによるモニタリング
子ども権利保護フォーラム(CRPF)を設置して、住民が児童労働や子どもの就学状況をモニタリングしたり、親を説得して働く子どもを 学校へ通わせるよう働きかける活動を行います。

3)未就学の子どもの教育支援
働いていたために学校に行けなかった子どもが基礎学力を身につけ、村の公立学校へ就学できるよう支援するブリッジスクールを運営します。

4)公立学校の教育環境の改善
学校の先生、PTA、村のリーダーが定期的に話し合い、行政機関と連携して、学校の施設や教育環境の改善などに取りくみます。

5)子ども参加による活動
子どもグループを組織し、子どもが学校の改善に参加したり、女の子の幼児婚を防ぐなど、子どもたちが抱える問題の解決に取りくみます。

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