2010国際ジュゴン年 ・ 沖縄映画「GAMA-月桃の花」のお知らせ
2010年4月1日 毎日新聞 朝刊より
ジュゴンの海 そこに基地
朝日を浴びた体をくねらせながら、深碧の海を泳ぐジュゴン。体長は3メートルほどだろうか。サンゴ礁(リーフ)の間で遊んでいるようにゆっくり海面に顔を出した。沖縄県名護市嘉陽の海辺を本社ヘリで飛んだ。環境保護グループ「じゅごんの里」代表で名護市議会議員の東恩納琢磨さんが案内してくれた。
沖縄近海は、世界的に希少な哺乳類、ジュゴンの国内唯一の生息地とされている。キャンプ・シュワブ周辺の海には餌となるアマモの群生地があり、海を埋め立てて飛行場を作るのはもちろん、陸上案で工事で赤土が海へ流れでて、藻場が破壊される可能性が指摘されている。
以上毎日新聞より
ジュゴンの姿を見ることと、人を殺しに飛び立つ基地みることと、どちらが私たち地球に住む人類にとって必要なのか?
答えは複数あるのでしょうか?
◆2010年は国際ジュゴン年&国際生物多様性年
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今年2010年は生物多様性年。地球上のすべての
生きものと環境を守る取り組みを進めるために国連が定めた
年です。そして、IUCN(国際自然保護連合は)
生物多様性の象徴であるジュゴン保護の推進を決議して
います(2010年国際ジュゴン年)。
IUCNは、独特の世界的な協力関係のもと、1948年に設立された国家、政府機関、非政府機関で構成された国際的な自然保護機関です。
84の国々から、111の政府機関、874の非政府機関、35の団体が会員となり(2008 年4月現在)、181ヶ国からの約10,000人の科学者、専門家が、独特の世界規模での協力関係を築いている世界最大の自然保護機関です。
お知らせ
2010年4月24日(土) 「GAMA-月桃の花」3回上映
ウィルあいち 大人1000円(ペア券1500円)他 詳しくは 052-883-6960
主催 「GAMA-月桃の花」名古屋上映実行委員会
★私は、何年か前に見ました。思った事は日本中の人が見るべきだと。
沖縄へは4回行きましたが、2回目の訪問は「アジア女性資料センター」スタディツアーで参加した。
うないフェスティバルについて 源啓美さんのお話を聞きました。その中から一部印象的だった話をご紹介します。
2003年3月28日 スペース結にて
・・・・前略
■私の原点は島にある
今日3月28日は、大切な日なのでここにいてはいけなかった。その大事な日を忘れ約束してしまい、今ここにいるのですが、58年前の今日、慶良間(けらま)諸島で集団自決があった日です。慶良間諸島は世界でも有数な透明度のある海の美しい島です。私の島では半分の人が死にました。その慰霊祭がある日で取材しなければならなかったのです。昨年は「57年目の証言」として取材をしました。自分の生まれた島なのですが身内だからこそ話してもらえなかった。なぜお互いに殺しあうことができたのか?わからなかったのですが、当時16~17歳の生き残った人の証言は(彼は母と妹殺しています)「愛する者ほど確実に殺した。なぜなら米軍の捕虜になると女性は強姦され男は耳をそがれ、目をつかれて殺されるということ本当に信じていたから。」と語った。
■「しまった!一人だけ生き残ってしまった」と思った母
私の母は南部で手りゅう弾を手に集団自決をした。目が覚めたとき彼女は「しまった!」と思った。「一人だけ生き残ってしまった」と….。生きる方が困ったわけです。波の音を頼りに暗やみの中、海に飛び込みましたが引き潮で死に切れなかった。全身傷だらけで気がついたときは、野戦病棟にいた。今私がここにこうしているのは、そんなわけです。