パプアのカカオの生産者より
パプアって知ってますか?
すぐパプアニューギニアって言ってしまいませんか?
半分しっかり切った左側が、インドネシア領土の「パプア」
右側は「パプアニューギニア」独立国です。
特定非営利活動法人APLA(APLA/あぷら:Alternative People’s Linkage in Asia)からパプアの生産者からのメッセージが届きました。
チョコラ デ パプア(25g200円)の原料であるカカオの産地はインドネシアのパプア州北部です。
「カカオ・キタ(わたしたちのカカオ)」代表のデッキー・ルマロペンさんに、カカオの民衆交易に託す人びとの思いを語ります。
No.234 友情と連帯を土台にしたカカオの民衆交易
放置されていたカカオ畑
パプアでカカオの栽培がはじまったのは1950年代、当時この地を植民地にしていたオランダがパプア先住民族にカカオの苗木を配り、栽培や加工方法を指導したのです。
1969年、パプアがインドネシアに併合された後も、今度はインドネシア政府がカカオ生産奨励プログラムと称して、ハイブリッド種の苗木を配ったり、栽培指導を行ったりしました。しかし政府のプログラムは一貫性がなく、生産者が確かな成果を見ることはありませんでした。政府は苗木を配ってカカオ生産に精を出せと言うのですが、収穫したカカオの売り先まで考えていません。
結局、仲買人に言い値で買いたたかれて、生産者はカカオ栽培のやる気を失くし、多くのカカオ畑が放置されてきました。……..つづく
友情と連帯がつなぐカカオ
最後に、わたしたちのチョコレートを食べてくださっている皆さんがいることで、パプアのカカオ生産者は一時は放り出していたようなカカオ畑の手入れに精を出し、カカオを売ったお金の一部を貯金することを始めていることを知っていただきたいと思います。カカオの作付面積を増やしたいという生産者も増えています。カカオの民衆交易は、わたしたちパプア人にファイティング・スピリット(頑張る精神)を与えてくれています。
2016年も自然と暮らしを皆で守り、発展させる「友情と連帯のカカオ」をよろしくお願いします。
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バレンタイン季節1ヶ月が始まりました。
日頃のちょっとしたお礼をこの時期にしてみるのもいいですね。
美味しくって、世界のことを知るきっかけになり、贈る人も、頂く人も、このパプアの人のように作る人も幸せになるチョコレートの味。
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2月は大垣市・豊田市・碧南市で開催します。
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