フェアトレード団体ネパリバザーロより、大地震支援のお願い

ネパール大地震 支援のお願い
いつも応援してくださる皆さまへ

このたびのネパール大地震に際し、お見舞いの電話やメール、支援のお申し出をたくさんいただきましたこと、心より篤く御礼申し上げます。
フェアトレードを推進するネパリ・バザーロと共に活動し、生産者の福祉部門や支援活動を担う、NPO法人ベルダレルネーヨは、2015年4月25日(土)、現地時間午前11時56分にネパールの首都カトマンズ北西80km付近で発生した大地震により被災した生産者及びその関係者、長年支援してきた子どもたちのホームなどを中心に、できうる限りの支援をするため、「ネパール大地震支援募金」の受付を開始しました。皆さまのご協力をいただきたくお願い申し上げます。

ベルダレルネーヨは4月26日(日)に、原発事故で故郷を追われた飯舘村の方達を東鳴子温泉にご招待するため、25日(土)午後、東鳴子に向かう途中、「ネパールで大地震発生!」という一報を受け、高速道路を走行中の車内でネパールのパートナーたち、友人、知人の安否確認を開始しました。大震災発生で当然通信事情は悪く、なかなか連絡がつかない中、インターネットニュースで知る状況と合わせ、少しずつですが、状況把握に努めました。
23年間ネパールとの仕事や支援を続ける中でネパール各地の多くの方と出会い、共に支え合い歩んできました。被災の詳細が分かるにつれ、あまりに甚大な被害に言葉を失いました。

2006年にやっと終結した10年にも及んだ内戦、今ではすっかり日常となってしまった毎日10時間以上の時期もある計画停電や水不足など、想像を超える厳しい状況の中でも常に前向きに力強く生きるネパールの人々からたくさんのことを学んできました。そして、2011年3月に発生した東日本大震災の時は皆心底心配し、ネパールから温かい手を差し伸べてくれました。東北で続けてきた震災支援を陰で支えてくれたのです。

東鳴子に向かう25日(土)に福島市に寄り、飯舘村から避難されている方達数人とお会いし、お話を伺いました。理不尽な政策により、先に希望を見いだし得ない生活を余儀なくされた皆さんのストレスは極限状態で、張り裂けんばかりの胸の内を吐露してくださる方、激しく変化する故郷を写真で記録し続ける方、自作の詩を朗読してくださる方、その詩は日常の何気ない一コマを切り取り、飾らぬ言葉で紡がれ、却って辛さ、苦しさが切々と迫り思わず涙しました。

ネパールの大地震発生を知り、第一番に募金してくださったのが飯舘村の方達であったことは偶然ではなく、「共に生きる」という目標を掲げ、人と人とのご縁を大切に、誰もが安心して暮らせる社会を創りたいと努めてきたネパリ・バザーロとベルダレルネーヨの活動が生み出した貴重な「絆」の証しなのだと思います。
ネパールで被災された方達にどうぞ皆さまのお気持ちをお寄せくださいますようお願い申し上げます。

NPO法人ベルダレルネーヨ 共同代表 土屋春代、魚谷早苗

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フェアトレード・ショップ風”s でも募金を店頭で始めています。

今日も皆さまに募金を頂いています。

シャプラニールも陸路でネパールに向かっているということです。

 

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