「フェアトレードとチョコレート」の授業が中学校の英語教科書で・・・・今。
ちょうど今の時期に、中学校の英語の授業で「フェアトレードとチョコレート」がとりあげられているようです。
Take action as a member of the World! (Unit3 Fair Trade Chocolate)
ちょうど2つの学校から相談を受けました。
授業展開の例(名古屋市内)
1つは、国際理解教育を取り入れた社会科の授業と組み合わせての取り組み
・社会学習プリント
1.世界の現状に目をむけよう。
世界では、どのようなことが問題となっているのか、思いつくことを書き出して
見よう。( )
2.写真(カカオの実を山にしたまわりにアフリカの大人や子どもがいる)
は、どんな様子を表した写真だろう。写真の説明を、写真に写っている人たち の言葉で表現してみよう。( )
3.「学校に行けない」のカードを一番目に置き、そこからどのようにつながって いくかを考えてみましょう。
カードの項目
「学校に行けない」「収入が少ない」「働くための技術や能力が身につかな い」「仕事がない」「食料が買えない」「自分の子どもも学校に行けない」 「収 入の安定した仕事につけない」「病気になりやすい」「働かなければならない ので学校に行く時間がない」「読み書きができない」「十分な栄養が取れな い」「子どもが親の手伝いをしなければならない」
4. 3の作業をやって、感じたことを記入しよう。( )
続いての2時間目では
5.児童労働の実態や、その国の様子について調べてまとめましょう。( )
6. フェアトレードについて
・フェアトレードってどういこと?(フェアトレードを行うと、どんな問題が解決 するのかなど)調べてまとめましょう。( )
・フェアトレードの商品にはどのようなものがあるでしょうか?( )
という過程をへて、
★児童労働やフェアトレードについて。調べたことをもとに、感じたことや気がついたこと、そして、問題解決に向けて自分が関われそうだと考えたことなどまとめよう。→小学校の子にも分かる表現で、それを英語にする。
こんな授業、素敵ですね。
振り返りシート紹介一部紹介
*学校に行けないと、いろいろな技術を身につけることができず、仕事ができなかったり、収入の安定した仕事につかなかったりする。そして、ご飯がたべられなくて体調を崩し、仕事ができなくなったりする。だからこうやって見ると、学校にいきないだけで、いろいろと崩れていったしまうから、私が思っている以上に学校が大事だということが分かった。そう比べてみると、私たちの国はふつうにいいなと思った。学校に行けるありがたみを感じた。
*ガーナの人たちは収入の少ない仕事をしていて、子どもも働かなければいけないという地域であり、悪循環が止まらないので、高収入の入る仕事があればと思う。他の国に輸出する時も、フェアになるように、もっとアピールすべきと考える。このような貧困の国の団体が集まり、フェアトレードを盛んにするような声掛けをしたらよいのではと思う。
小学校の子にも分かる表現で子どもたちの書いた英語のコメントを、ガーナの女性に見て頂くことになりました。
もう一つの例は(刈谷市)
ガーナの女性と英語の先生のフェアトレードについての会話を録画して、そのビデオを生徒たちに見せ、生徒たちガーナの女性に英語でコメントを届けるというものです。若い英語の先生が、フェアトレードのことも伝えたいということで愛知県国際交流協会に照会があり、私も依頼を受けて同席し、ガーナの女性とお話する事もできました。
先生がた、がんばってみえます。
教科書は英語・社会・地理・家庭科とフェアトレードが紹介されています。若者たちはフェアトレードという言葉には一杯出会いますが、なかなか理解までは届きません。
そのために、現在フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)では、中学生にも分かるフェアトレード読本を作成中! 近日発売! 16ページ100円
フェアトレード・ショップ風”s でも販売します。 フェアトレードのお店でも販売予定です。