8月3日 キリマンジェロ・フェアトレード・コーヒー勉強会&スタディツアー説明会 大阪府茨木市にて

8月3日ルカニ村1s

「キリマンジェロ」の産地・ルカニ村:フェアトレードの役割と課題

辻村英之(京都大学農学研究科・農業食料組織経営学)のお話

 

アフリカの農業に関わっている人達は、自らの農業を遅れているようなとらえかたをしているが、実際は優れている素晴らしい農業である。

しかし今やその農業が危機に直面、すばらしさが過去のものになりつつある現状。

生産者と消費者が離れている今の関係をフェアトレードを実践することで、キリマンジェロの素晴らしい農業を維持できる。

キリマンジェロの山はアフリカの最高峰5895m。赤道直下にもかかわらず、万年雪をいただいている。しかし近年のはそれが溶け始め、地球温暖化現象のシンボルにもなっている。

そのキリマンジェロの西斜面にあるタンザニア・ルカニ村は、モシから西へ車で約20分、途中大農園のコーヒー栽培(イギリス人所有)をみながら進み1200~1700mの高さにある。ルカニ村が一番遠い村、人口1482名、その隣は公園となっている。

コーヒー栽培が植民地時代にはじまりましたが、大規模農園の展開は10%くらいで残り90%ほとんどが小規模農園。チャガという先住民族は、家の周りと、近くの森の周辺と畑を2つ持っている。1haの家のちかくの畑には主食の一つである豆をつくり地力を維持している。芋は地力を奪う食物。その上にコーヒーの木があり、その上にバナナ(これも主食)があり、木がありと縦の空間を上手に使って、農業林業複合である。

またバナナの葉は、牛の飼料となり、糞は乾いたトウモロコシの葉やバナナの葉をからめて発酵させ、バナナの木に毎日ひいてマルチがわりにもなり、肥料となる。コーヒーの木にも年に1~2はその肥料をひく。

いろいろな作物をつくる混作なので干ばつなどによる凶作があっても飢餓を救うことにもなる。

このようにアグロフォレストリー(森林農法)とも言えるコーヒー栽培も、価格の低迷で、トウモロコシなどへ転作、材木ビジネス、街への出稼ぎとコーヒー産業の危機に面している。これは森林を失うということ。環境保全面で優秀な農林畜複合経営の危機。

ルカニ村2s

これらをフェアトレードによる買い支えで救おう!というのがルカニ村・フェアトレード・プロジェクト(FTL

ukani)です。

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