‘2013/12’ カテゴリーのアーカイブ

2013年 名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会のブログに来てくださってありがとうございました!

2013/12/31

2012年モリコロぱーくESDにて11月4日s

 

世界のフェアトレード・タウンは

2013年12月31日現在 1407です!

 

2009年6月7日に名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会が発足して、11月からブログを開始し1230筆になりました。

いよいよ2014年は、名古屋がフェアトレード・タウンとして誕生する年です。

フェアトレード・タウンにすることが目的ではありません。フェアトレードを通じて世界に視野をひろげ、世界のことを知り、私たちが誰かを犠牲にしてしか成り立たない暮らしの上に生きていることを想像し、なぜそうなるのか考え、行動する。そのきっかけづくりがフェアトレードで、フェアトレード・タウンへの道は、その課程であり、運動であると思う。

それは自分自身の幸せにもつながること。自分の立ち位置を知ることで、身近にある問題をみつめる、暮らし方を変えることにより幸せのありかたを考える。地球上の命がつながって生かされていることを知り、お陰様で生きている実感をもち日々を暮らす事が出来たら、それは平和へつながる道でもあると思う。

2014年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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★2014年2月23日「なごや国際オーガニック映画祭」
http://www.nicfoa.com/
ウィルあいちにて開催!
実行委員&当日ボランティア募集中!!

フェアトレード・ショップ風”sは

1月は5日(日)から営業

フェアトレード・ショップ風”s 内
名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会 土井ゆきこ
090-8566-2638
052-962-5557(休館日のみ休み)
〒461-0016名古屋東区上竪杉町1ウィルあいち1F
http://www.nagoya-fairtrade.net/
huzu@huzu.jp

 

今年も、デンソー(刈谷市)の”ハートフレンド企画”でチョコ1386枚販売!

2013/12/31
今年で3年目という企画、根強いファンも増え、1386枚全て完売という報告を頂き
会計には長蛇の列ができるほどの賑わいということでした。
販売風景1
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<販売数内訳>
予約:501枚
池田製作所昼休み:73枚
本社1日目定時後:424枚(内セットが45枚)
本社2日目昼休み:388枚(内セットが38枚)
※NPO法人WAFCA、ICAN商品とチョコ のセットをプレゼント用にラッピングしましたが、
用意していた83セットが全て完売
チョコレート、その他商品総売上:489,590円
<寄付金について>
チョコレートの売り上げの15%は全てICANを通してフィリピン台風支援に寄付をします。
会計横にも募金箱を設置しましたし、セット販売のものは1セット5円を上乗せして販売し、
募金にあてさせていただきました。ICANの委託販売の売り上げもそのまま寄付します。
会社にて「マッチング制度」というものがありまして、
社員が寄付した金額と同額を会社が負担して寄付するという仕組みが あります。
会議で議決が必要ですが、ICANであれば昨年も審議に通っているので倍の金額を寄付できます。
マッチング制度適用後の寄付総額144,272円(もともと72,136円)
今回もクリスマスプレゼント用にラッピングした商品を用意し、メッセージカードを手書きで付けました。
今までからのレベルアップとして、フェアトレード新聞を作成・配布し、
フェアトレードにどんな効果があるのかを訴えました。
嗜好品であるチョコレートの背景に苦しむ人がいるのは本当におかしな話です。
この身近なフェアトレード商品から、さまざまな商品の作られる背景や繋がりを考え、
消費、食、グローバル、今の現状の 社会システムを見直すきっかけになれば幸いです。
販売員
フェアトレードは徐々に浸透はしてきているものの、普段いつでも買える場所にはないのが現状です。
いつでもどこでも正しくて良いものが選べる状態のあることが「本来あるべき姿」なので、
消費者の責任として、求める力、選んでいく力が必要だと思います。
それを気付くお手伝いができたらと思い、少しずつ一人ずつ共感してもらえる仲間を増やしたいと思います。
来年は製作所で行いたいと手を挙げてくれている仲間がいます。
また計画が立ったらご連絡させていただきますので、宜しくお願いします。
           手作りの案内「フェアトレードを知った今、私たちに出来ることを考えよう!」
新聞

名古屋市役所西庁舎12月16日(月)~20日(金)今年最後の出店でした!

2013/12/20

フェアトレードの出店を、名古屋西庁舎B1Fで2011年8月から開始、2年半たちました。

お昼休みという限られた時間内での営業なのですが、もっと市役所のかたに利用して頂けたらいいなと思っています。

名古屋市西庁舎のB1売店に来てくださったお客様、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。

 

あいちの文化育て隊 のページにフェアトレード・ショップ風”sが紹介されました。

2013/12/18

あいち文化育み隊

http://www.aichi-bunka.jp/report/062.html

開発教育60号 公正な地球のための教育 発行:開発教育協会 DEAR

2013/12/16

開発教育1s

まなびとしてのフェアトレード 定価2000円+税 発行:NPO法人開発教育協会(東京)

開発教育2s

実践編

名古屋をフェアトレード・タウンに! と題して48P~53Pを土井ゆきこ担当

内容は

1.はじめに~国際理解教育との出会い

2. フェアトレードとコミュニティの復活

1)フェアトレード・タウン運動との出会い

2)フェアトレードと生物多様性

3)フェアトレードと地産地消

3.「なふたうん」の活動は、国際理解教育

1)なぜ、参加型ワークショップなのか?

2)地域住民がどのように変化したのか?

4.名古屋におけるフェアトレード・タウン運動の現在

5.おわりに~フェアトレード・タウン運動を通して私自身が学んだこと

以上

今後定期的にこの内容をお伝えしてゆきます。

他にも大野敦・長坂寿久・井上礼子さんなども寄稿されています。

::::::::::::::::::::::::以下 土井ゆきこ 寄稿原稿 ::::::::::::::::::::::::

タイトル「名古屋をフェアトレード・タウンに!」

 

 

1.はじめに~国際理解教育との出会い

 

もしも、開発教育(国際理解教育)がなかったら、私がそれを知らなかったら、出会わなかったら、フェアトレードについて心を動かし、生き方を問いながら、広く伝えることは難しかっただろう。私にとっては、開発教育も国際理解教育も同じであると考えるが、ここでは、それを通常呼んでいるように国際理解教育と呼ぶことにする。

私が、国際理解教育に出会ったのは、フェアトレードの店を始めた1996年のことだ。東京で貿易ゲームを体験した。最初は「ゲームなんて、今さら…!」と斜めを向きながらの参加だったが、はまってしまった。

名古屋に戻ってから、ちょうどそのころ当地で国際理解教育を始めていた伊沢令子さん(現在NIED・国際理解教育センター代表)をファシリテーターとしてお呼びし、「未来への伝言」などのテーマで貿易ゲームやハンガーバンケットなどの国際理解教育のワークショップをGAIAの会(1996年に設立、名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会の母体)主催で何度か開催した。

その後数年間は、他のイベント等に追われ、運営にエネルギーを要する国際理解教育は休止していたが、2009年にJICA中部の開発教育指導者研修(上級編)に参加したことを機に、再び私の心に参加型ワークショップの魅力が溢れだした。そして、国際理解教育の参加型ワークショップは、ちょうどこの年の6月から始めたフェアトレード・タウン運動の活動の要となっていくのである。

 

2. フェアトレードとコミュニティの復活

 

<フェアトレード・タウン運動との出会い>

1996年、愛知県女性総合センター(ウィルあいち)の一階で、私は「フェアトレード・ショップ風“s(ふ~ず)」をオープンした。フェアトレード・タウン運動のことを知ったのは、それから約十年後の2005年である。フェアトレード・タウン運動とは、街ぐるみでフェアトレードを推進するものであり、それには5つの条件があった。その1つにフェアトレード推進に関する議会決議が必要とあったので、名古屋では到底無理だろうと、当初は頭からはじき出していた。

ところが、2008年の秋に、東京で開催されたフェアトレード団体主催の展示会で、全国から参加した小売店の約10人が集まり、みんなで「フェアトレード・タウンになりたい」と手を挙げようということになった。私も手を挙げることくらいなら出来ると思い、手を挙げた。その時から、出来ないと思い込んでいた蓋が空いた。

翌年、東京で開催された(財)自治体国際化協会(CLAIR)市民国際プラザが主催したイベント、「フェアトレードを通じた自治体・NGOの連携の可能性をさぐる」に参加して、私はフェアトレードを広める為のキーワードをつかんだ。それは、「コミュニティの復活」である。

私は、店を立ち上げたと同時に市民団体GAIAの会をたちあげ、フェアトレードに関する講演会や映画会、コンサートなど様々な企画をし、フェアトレードの啓発をしてきたが、地域との連携、すなわち自治体や企業、学校とのつながりのなかで啓発はしてこなかった。しかし、街を形成する様々な立場の人とつながり、それらの人たちと「共に生きる」ことがフェアトレードの理念を広めていくことであると思った。環境・人権など生活のすべてにつながるフェアトレードを「縁」として新しい形のコミュニティの再生が可能であると考えたのである。

その後さらに、東京で開催されたフェアトレード・ラベル・ジャパンの事務局長、中島佳織さんの講座、「フェアトレードとは~フェアトレード・タウンで町おこし」に参加した。この講座で、世界にはフェアトレード・タウンが645もあり、ロンドンもフェアトレード・タウンであるという話を聞いて驚いた。名古屋でも中島さんの話を聞きたいと思い、講演を企画した。この企画にむけての勉強会として「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」(通称なふたうん)を2009年6月に発足させた。

 

<フェアトレードと生物多様性>

2010年には、名古屋で開催された「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が追い風となり、行政ともつながりができ、名古屋でのフェアトレード・タウン運動は「コミュニティの復活」をキーワードに動き始めた。私自身がこれをきっかけに、フェアトレードは生物多様性とつながりが深く、コミュニティの復活が無ければ広まらないと気づくことになった。

人権や環境を守らなければ生物の多様性は失われる。生物多様性会議の前文には、「伝統的な生活様式を有する多くの原住民の社会及び地域社会が生物資源に緊密にかつ伝統的に依存していること、(中略)生物の多様性の保全及び持続可能な利用において女子が不可欠の役割を果たすこと、また、生物の多様性の保全のための政策の決定及び実施のすべての段階における女子の完全な参加が必要であることを確認し( 中略)、経済及び社会の開発並びに貧困の撲滅が、開発途上国にとって最優先の事項である」書かれている。貧困解決のために生まれたフェアトレードは、発展途上国の女性や先住民などの立場の弱い人の権利を保障する貿易であるがゆえに、COP10会議はフェアトレードにとっても意義のある会議であった。

私たちが、地球上に住む人間は自然の一部であるという生き方をすれば、今ある環境破壊や戦争、多大な人権侵害は消えていくであろう。それはまさに誰もが人間らしく生きられる世界であり、求められるのは平和である。その思いを実現する道のひとつがフェアトレード・タウン運動であり、単にフェアトレードを広めたい、知らしめたいというだけではないと私は考えている。

日本では、フェアトレードというと、発展途上国支援とか国際協力という視点でしか見られていないようで残念である。トレード(取引)とは、本来は相手があってこそ、また平等な関係があってこそ成り立つはずであるが、現実にはそうではない世界経済の仕組みがある。フェアトレード・タウン運動とは、そうした世界の現状を知り、その流れを変えようという運動であり、先進国に住む私たちの生き方そのものが問われているのではないかと私は思う。

 

<フェアトレードと地産地消>

私たちは「おかげさま」で生きている。今私たちが特に考えなければならないのは、モノをつくる生産者のことだ。私たちの暮らしは世界から様々なものが届けられて成り立っている。食物・衣類・鉱物など世界との貿易無くしては生きていけない。しかしその貿易によって誰かを何かを犠牲にしているかも知れない。だから手に届いたものは、誰がどこでどんな思いでつくったのか想像して生活したい。それは、国内、海外に関わらず生産者すべてにあてはまることである。

それゆえに、生産者に対して適正な価格で買っているのかを考えるフェアトレードを支持する人と、地産地消を支持する人は「共に生きる」という理念が共通している。世界の地であろうと、近隣の地であろうと、生産の過程において人権侵害や環境破壊につながる買い物は、幸せな気持ちとは程遠い。互いの顔の見える関係があることで、はじめて「ありがとう。おかげさまで」という気持ちが湧いてくる。同じ買い物でも、心が通う嬉しい買い物となる。

私にとって、そんな生産者と消費者の気持ちをつなぐフェアトレード・ショップの経営はやりがいがある。さらに「美味しい」「着てみたら気持ちいい」という言葉に励まされる。また、フェアトレードや地産池消は、日常生活において買い物から世界を知り、買い物により意思表明をし、世界や未来を変えていく力にもなり得るのである。

 

3.「なふたうん」の活動の要は、国際理解教育

 

「なふたうん」は国際理解教育を活動の要としており、2009年の活動開始以来この3年間に、ワークショップは70回以上、講演は20回以上行ってきた。名古屋ではCOP10会議やESD会議の影響もあり、フェアトレードに関する記事が新聞などのマスコミに平均して月1回程度掲載されたので、フェアトレードの知名度は比較的高い。2011年のFTTJのアンケート調査*1によれば、名古屋でフェアトレードを知っている人は38.8%であり、これは東京に次いで2番目である。そのため、学校や学習センターからの講演の依頼が多い。名古屋市の環境サポーター*2になっていることで、小学校へ出前授業をすることもあり、そのリピートもある。

また、なごや環境大学の共育講座の一つとして、2011年から年2回「楽しく学ぶフェアトレード」と題する連続講座を行なっている。なごや環境大学の共育講座とは、「街中がキャンパス」という売り文句で、名古屋市から助成金を得て行われている国際理解教育の講座である。一回2時間で、毎回の最後は、参加者にフェアトレードのお茶やお菓子でリラックスしてもらう。

写真 子連れでの参加も可能なワークショップ

 

<なぜ、参加型ワークショップなのか?>

「なふたうん」がフェアトレードの題材の中で、特に光をあてて伝えてきたのがチョコレートである。オリジナルのワークショップの一つ「チョコレートの来た道」では、材料であるカカオの生産国、主に西アフリカで見られる光景や児童労働の問題を取り上げることにより、小学生から大人まで強烈なショックを与えている。まず初めに、「チョコレートの材料は何?」「カカオの生産国はどこ?」「チョコレート消費国はどこ?」などと聞きながら、南北問題へと目を向けるように導く。さらに、貧困と児童労働について考える。チョコレートを知らないでカカオ農場で働いていた子どもの手記を紹介すると、参加者は皆、シ~ンとなる。

特に子どもたちは、自分と同じ年齢の子どもたちの過酷な状況を知ることにより、自らの言葉で「これからは食べ物に感謝して食べる」とか、高校生になると「自分の悩みがいかに小さいか思い知らされた」と語る。中学・高校の教科書にフェアトレードが取り入れられた影響もあり、大学でも授業やゼミでフェアトレードが取り上げられるようになった。大学の学園祭などで積極的に動き始める若者も多くなった。フェアトレードという題材によって、若者達は、世界に視野を向け自らできることを行動するきっかけを得る。

フェアトレードについて、講師から一方的に説明を受けてもなかなか行動まではつながらない。しかし、ワークショップでは、まずは世界の問題や身近な問題を考え、そのつながりに思いを馳せ、問題をどのように解決するのか、どのような世界をめざすのかを思い描き、そのためにどのように取り組むのかを、自ら、また他者と考える場がある。その過程をじっくり踏みながら進めていけば、自らの考えが浮かび行動へと移すことが可能となる。また、他者の意見を聞き、自分の意見も述べ、共同作業による喜びを体験することで、人としての成長も期待できる。だからこそ、フェアトレードを伝えるには、国際理解教育の参加型ワークショップが必要だと考えている。

人には非日常的な時間が必要である。それは旅であったり、映画や音楽や絵画など芸術的な時間であったりするが、そのなかに世界に視野を向け自分の身の周りのことを考え生き方を問うような非日常的な時間があってもいい。そんな時間を提供するのが参加型ワークショップである。新たな人と出会う場であり、コミュニケーションを学ぶ場でもある。いろいろな立場の人との出会いに思わぬ愉しさを発見することもある。

 

<地域住民がどのように変化したのか?>

2009年11月、名古屋市教育センターからの依頼で、教師対象の講座を引き受けた。そこに参加していた高校教師から、2度の出前授業の依頼があり、「チョコレートの来た道」のワークショップを実施した。また、高校の教師が、自費で生徒たちを連れて「なふたうん」の企画に参加した例もあり、学校でのイベントの企画に役立っている。他にも、「なふたうん」がこれまでに企画した講座の参加者が、愛知県内の日進市、大口町、西尾市、一宮市など、それぞれの地元でワークショップを実施している。

また、2010年の冬、愛知県立南陽高校一年生200名の生徒を対象にフェアトレードの話をした。この講演を依頼した先生は、前年にJICA中部の開発教育指導者研修で一緒に学んだメンバーだった。生徒達は事前に各クラスで貧困についてワークショップ形式で話し合っていた。 その上で私の話を聞く機会を得たのである。講演のなかではワークショップはできなかったが、クイズ形式で問いかけるなど、できるだけ一方的な話にならないように心がけた。

その日の講演がきっかけで、一部の生徒たちが自分たちにも出来ることはないかとフェアトレードのサークルをつくった。先生達のアドバイスもあり、地域の蟹江商店街にフェアトレードの産品をもって出店することになった。その後の活躍はめざましく、若いエネルギーは感嘆に値する。サークルは「Nanyou Company部」という名称で、地域の店と連携しながら、毎月のようにフェアトレードのイベントを行っている。同時に「カーボンオフセットの実践」*3も開始。

昨年の夏は、名古屋駅の高島屋の地下で、フェアトレードのカレー弁当(おもちゃばこカレー)やコーヒーを販売した。また、地域の菓子屋と連携してフェアトレードの砂糖を原料にした最中(もなか)なども販売した。

「カーボンオフセットの実践」については、「おもちゃばこカレー」に使われているご飯に地元南陽町で使われているお米を使用し、カレーはこれまでと同じようにフェアトレードのカレーを使用した。このお弁当1個を作る際に発生する温室効果ガスは、1kgであった。そこで、岐阜県の「木曽三川水源造成公社 間伐促進プロジェクト ~水源の森づくりプロジェクト」という J-VERを購入することでオフセットした。この J-VER は木曽川のクレジットである。木曽川のクレジットを購入したのは、地元南陽町で採れるお米が木曽川から取水している宮田用水で作られているからである。上流である木曽川の森が守られることで、その水もきれいになる。その木曽川の水を使っている宮田用水の水もきれいになり、この水を使って作られる南陽町のお米もおいしくなるという理論だ。このお米を「おもちゃばこカレー」で使用し、再びカーボン・オフセットすることで環境のサイクルが生まれるのである。*4

 

 

(写真)Nanyou Company部によるフェアトレード販売

 

この活動には、二人の若い先生の熱意と周りの先生方の暖かい見守りが欠かせない。先生方は、参加型のワークショップが子どもたちの心をとらえる様子を実感として受け止めたのだと思われる。これは、参加型ワークショップ自体のおもしろさと、チョコレートの題材が子どもたちに強烈な印象を与えることの両方があっての結果だろう。知ること、想像すること、みんなと一緒に考えることにより、一人一人の心が揺さぶられ、意識の変化がもたらされ、行動につながる。ただし、このような学びの体験は、繰り返しが必要である。チョコレートだけでなく、コーヒーや衣類など、他の題材からも世界の問題に対する気づきがある。いろいろな角度からの教育が望まれる。

 

4.名古屋におけるフェアトレード・タウン運動の現在

 

「なふたうん」の活動を始めて3年目の2011年11月、愛知県や名古屋市の環境課などの行政職員・名古屋市会議員・教育関係・企業・NPO/NGOの人々が集う場として「名古屋にフェアトレードを広めるための会議」を開催した。この会議も参加型ワークショップ形式で行なった。ワークショップ形式の経験がない議員や企業の方々には新鮮であったと思われる。また、参加型であったため、会議のなかでも充分な交流が可能であった。この会議を隔月に一度、約1年間かけて開催した。

そして、2013年1月11日、名古屋でフェアトレード活動をしている「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」「フェアトレードタウンなごや推進委員会」「中部フェアトレード振興協会」「ICAN」の4つの団体がまとまり、「フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)」がスタートした。ネットワークには、他に愛知県国際交流協会、名古屋市国際センター、ESDユネスコ世界会議あいち・なごや支援実行委員会などが参加している。残念ながら、愛知県と名古屋市の環境課はFTNNにはまだ参加していないため、毎回の会議に声をかけたり、時折訪問をしたりしている。

また、愛知県や名古屋市がこれまでに招聘した2005年の「愛・地球博」、2010年の「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」はフェアトレード活動を後押ししてきたため、現在、FTNNは、2014年秋に開催予定の「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」に向けて、名古屋をフェアトレード・タウンにするための活動をさらに盛り上げようと各分野の人々に働きかけている。

ESDは、環境・人権・ジェンダー・平和・防災・コミュニティなどのいろいろな角度から、繰り返し学ぶことが必要である。その材料としてとても有効であるのが、フェアトレードだと考える。フェアトレードは生活そのものに関わるため、環境・人権・ジェンダーなど各分野のNPO/NGOの活動をつなぐことができる。フェアトレードは縁結びである。切り口は違えども、目指すは同じ「共に生きる社会、生かされる社会」なのである。

 

5.おわりに~フェアトレード・タウン運動を通して私自身が学んだこと

 

出来ないと決めつけるのは、自分自身だ。出来ると思えばその道は開ける。フェアトレードの店を始めて10年近くたった頃に出会ったフェアトレード・タウン運動は、私にとって当初は手の届かぬ存在だった。議会を動かす、行政が参加する、企業も参加する、学校も参加する、そんなことはできないと思っていた。が、今は動きつつある。

フェアトレード・タウン運動を通してはじめて気がついたことがある。私は、地域で生きながら、地域のことは自分たちでつくるという意識に欠けていたことである。私たちの住みたいと思う街を作るには、教育現場・企業・NPO/NGOの人たちと共に、思いを共有しながら街を作っていくことが大切だ。それには、その思いを代弁してくれる議員を選び、それを司る行政に私たちの思いを伝え、一緒にやっていきましょうと行動することも重要である。また、フェアトレードを推進する手法として、環境教育、国際理解教育がいかに大切か、そして、今の教育現場においてもそうした教育がいかに大切かを改めて考えるようになった。

今後は、2014年秋に名古屋市で開催されるESD国際会議に向けて、ESDの普及にはフェアトレードが有効であることを各分野の人に伝えながら、フェアトレードを縁に連携していきたいと考えている。フェアトレード・タウン運動を推進することにより、一人一人の意識開拓を期待すると同時に、教育現場で国際理解教育を実践してもらうよう働きかけたい。名古屋市中区に設置された中部環境パートナーシップオフィスでは、昨年から、地域の子育てや環境教育に関わる人たちと会議を重ねており、「なふたうん」も参加している。子どもたちが今の世界に、今の時代に生まれてよかったと思えるような世界にしたいと願いつつ、ESDを推進する活動を続けている。

 

<引用>

*1フェアトレード・タウン・ジャパン(FTTJ)による意識調査http://www.fairtrade-town-japan.com

 

*2環境サポーターとは、環境分野に精通した人が「環境サポーター制度実施要綱」に基づいて名古屋市長から委嘱され、幼稚園や小学校に行って環境学習プログラムの実演・授業をする。

 

*3カーボン・オフセットとは、企業活動や商品の製造、サービスの提供などによって排出してしまう温室効果ガスの排出量のうち、どうしても削減できない量の全部または一部を、ほかの場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)をするというものである。

 

*4「カーボンオフセットの実践」については、愛知県立南陽高等学校教諭柘植政志の25全国国際教育発表の原稿より一部抜粋。

 

12月8日中日新聞朝刊(県民版)に土井ゆきこが掲載されました。

2013/12/16

 

 

専門店構え18年

街挙げてフェアトレード推進を

12月8日中日新聞15s

途上国のため、地球全体のためにもつながるフェアトレード

2014年にフェアトレード・タウン名古屋誕生をめざしてただ今MAP制作中!

★あなたの店に、フェアトレード産品を2品以上置きませんか?

クリーニング屋・金物屋・喫茶店・車販売店・車修理店・ケーキ屋・ぱん屋・おもちゃ屋・本屋・八百屋・酒屋・歯医者

な~んでもOKです。相談はhuzu■huzu.JP(■は@)土井ゆきこまで

フェアトレード・タウンになるためには227店舗にフェアトレード産品があることです。

1万人に1店舗、フェアトレード産品のある店

「フェアトレードの品を買いたい!」「でも何処にあるの?」に応えます。

 

 

12月15日第13・14回スロー・シネマ・カフェ 東区の民家カフェ 白壁もやい「風の家」7名参加

2013/12/16

SSC25

コルノフリの涙s

地味な映画でしたが、それぞれバングラデシュなどへの思いの有る方々が参加され、つながりを持つ場となりました。じっさにこの映画に登場するチッタゴン丘陵地帯へ行ったことのあるかたもの参加もありました。

以下この日の振り返りシートより

・はじめて知る事ばかりでオドロキました。もっとこの問題を知りたいので調べてみます。(女性)

・うばい合うことばかりでキリがないことばかりだなと思いました。フェアトレードをもっと学びたいと思います。(女性)

・どこも国も権力者が考え、行動している事は、そこに住んでいる住民や環境の事を、そして未来のことを認識せずお金をやたらに使用(悪用)しているんだなぁと痛感。自分だけでも権力側に立たず、地域環境にたった行動をしたい(40代男性)

・バングラデシュには行った事がありませんが一部地域で行った事実を見られてよかったです。より多くの人にこういう映画を観る機会が増えるとよいと思います(男性)

・いつも普通の人々がなすすべもなく困難な状況におちいってしまう。文化や伝統を守りながら村の発展ができるといい。先進国になっても幸せにはならない(女性)

 

忘年会の記念品や景品にも 「フェアトレード」! (株)エディット(西区)

2013/12/16

以前にも、会社の慰安旅行先でのビンゴゲームの景品かなにかでフェアトレードの産品を社員のみなさんに渡してくださった、企画・編集・制作・出版の(株)エディットさん。

今回も忘年会の景品選びに、4人のかたが本日12月16日フェアトレード・ショップ風”s(東区ウィルあいち)で品定めして購入。まずは店にきてくださった方にフェアトレードの話を伝えることができました。小林社長さん、ありがとうございます。

sジュートの亀とライオン

 

ルワンダの栞冬の防寒小物(レグウォーマー・ネックウォーマー・手袋)

 

インドのローソク(サイレンス)

ネパールの手編み手袋・レグウォーマー(クムベシュワール職業訓練校)

インドネシアのマンゴの木を材料にした太鼓、絵がらはろうけつ染め(アピクリ)

他みなさん楽しみながら選んでくださいました。60名のかたみなさんにわたる品は、キリマンジャロのドリップコーヒーとフェアトレードのチョコレート。きっとみなさん、飲んで「にっこり」食べて「にっこり」、フェアトレードの味を感じてくださることでしょう!

クリスマス景品に フェアトレード

ビンゴゲームの景品に フェアトレード

クリスマスパーティーの飲み物やお菓子に  フェアトレード

 

地下鉄東山線車両の近畿大学の広告に「フェアトレード」あり

2013/12/16

1地下鉄

 

つり革奥の黄色表示を拡大します。↓

地下鉄3

ありました。フェアトレードの発展

 フェアトレードの現場の話…「キリマンジャロ麓ルカニ村を尋ねて」 土井ゆきこ報告会とタンザニアの話(JICA職員の家族より)

2013/12/14

民家カフェ 白壁もやい「風の家」に10人の参加

12月13日報告ルカニ村

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