今年の学園祭のフェアトレードは盛り上がった!….と思う!
2011/12/219月 金城学園中学・高校、南山中学・高校1小百合会
10月 杉山大学・中京大学・淑徳大学
最後の学園祭報告は、11月3日に南山大学で行われた「ホ-ムカミングデ-」
参加の南山短期大学 関口ゼミのみなさんの活動報告からもおおいに感じました。みんながんばったね~!
先生からも振り返りのシ-トを32枚裏表コピ-送ってくださり、また土井へのメッセ-ジも生徒さんは添えてくださいました。ありがとうございました! 充実した気持ちの学生さん達をみて頼もしさを感じました。
この南山短期大学での国際協力入門では、タイトルに No Action, No Change 大学祭プロジェクト とありました。みんな計画して、行動して、チェックして、今回の反省点をふまえた次なる行動をA4用紙にびっちり書いてありました。
実際、フェアトレード産品を知ってもらい、意義も話し、買ってもらうには、事前の準備、お客さまとのコミュニケ-ションや、展示方法や、雰囲気などの環境作り、仲間との連携や分担、盛り上がる雰囲気など、さまざまな要素のうえに花が咲きます。
今回のフェアトレードのカフェや物販する場所は4Fで奥と不利な場所にあって午前中は苦戦の様子が述べられていましたが、民族衣装を着てアピ-ルしたり、クイズあり、アンケ-トあり、フェアトレードの木(フェアトレードに関する意見を書いたものを貼る)など多彩な企画もあり、結果すご~いです。11万8千円とすばらしい売上です。やはり積み重ねの勉強と、準備と、みんなのあわせる力の楽しさを感じたことがつながってきた成果と私は思います。
フェアトレード・カフェ(南山大学にて)
このように、実際お金のやりとりがある実社会を経験するような模擬店は、お祭りであり、おおきな学びの場になると思います。学校での貴重な体験となります。このプロジェクトはゼミの生徒達なので学ぶ場があり、そこから発展して行く形ですが、普通はサ-クルで出店します。
名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会は、バザ-出店の学生たちに8人くらい集まればワ-クショップを体験することを提案しています。世界の問題を考え、身の周りの問題を考え、なぜフェアトレード?を考え、そして当日のバザ-への準備へとつなげてゆきます。
今年は8月に、南山中学高校の小百合会の8人のメンバ-が参加してくれました。ワ-クショップでは、貧困に関する派生図も模造紙にびっしり書き込まれ、充実した時間になりました。そしてバザ-の当日はほとんど完売でした。
小学生からでも、中学生からでもいいと思う。フェアトレードの模擬店を学校祭でどんどんやれば、フェアトレードも多くの人に知ってもらえる事ができます。生徒たちも社会的な体験ができていいと思う。
**************************以下 土井へのメッセ-ジ**************************
*事前にして頂いた商品に関係するお話をして頂いたことで、お客さんからの質問にもスム-ズに答えることができ、また、商品の裏側にある現実を知ることで、「大学祭」としてのフェアトレード・カフェでなく「国際協力」としてのカフェに「しようという責任感を感じることができました。いつもは購入する側ですが、販売する側に立つことで、より深くフェアトレードについて知り、身近に感じる事ができました。また販売する側に立って気付いた事は、フェアトレードについて知っている人が少ないということと、興味をもってもらうことがこんなに難しいとは思っていませんでした。最近ではよくフェアトレードを目にすることが多くなったので、もっと多くの人が知っていると思っていました。少しでも世界中の貧困の現状や、私たちが個人的に身近に始めることができる国際協力の方法があることを、もっとたくさんの同世代の人々に知ってもらいたいと思いました。私自身、引きつづきフェアトレードを通じて少しでも日常的に国際協力に参加していきたいと思います。
*…..私は、フェアトレードがいかに浸透していないか実感しました。今回、この企画をやってみて、フェアトレードの複雑さや、エピソ-ドの多さに驚き、考えることも多くありました。フェアトレードが日常生活にとって普通で、特異なものでないという日が、また誰もが一度はフェアトレードを聞いた事がある日が、将来、訪れるといいなと思いました。…….(まさにその時が名古屋がフェアトレード・タウンになって いるときでしょうね。土井)
*・・・今まで授業でフェアトレードや貧困層が高い国の状況をビデオから学び、実際にフェアトレード・カフェ・ショップを実行してみて、よりフェアトレードを身近に感じることができ、フェアトレードの魅力や良さを知ることができました。フェアトレードの知名度はまだまだ低いかもしれませんが、今後も一人でも多くの人たちがフェアトレードに関心を持ち、さらにフェアトレードの商品を手に取ってくれる人が増えることを祈っています。私の周りの人たちにフェアトレードについて知ってもらえるように伝えていこうと思います。
*……私は一度風”sへお邪魔して土井さんのお話を聞かせていただいたのですが、土井さんの目を輝かせてフェアトレードについてのお話をされている姿がとても素晴らしいと感じました。中でも一番心に残っているのは「どうしてフェアトレード商品は高いか」ではなく「どうして日本ではチョコレ-トが100円など安く買えるのか」を考えてほしいというお言葉でした。授業でならった以外にも自分で勉強しようと思います。…….
*私たちの大学祭のために販売の協力をありがとうございました。協力してくださったおかげで南山短期大学での「知って」「行動する」事ができました。フェアトレードのことを勉強し、みんなで目標に向かって一つになれたことが私はすごく良かったです。今回はありがとうございました。