‘2010/04’ カテゴリーのアーカイブ

社会的影響評価レポート(ソーシャル・レビュー)をみてみませんか?

2010/04/10

51回FT入門講座s
                第51回 フェアトレード入門講座
2名の方の参加と「なふたうん」メンバー一人の参加、計3名で行いました。
当日都合が悪くなった方へ、次回は6月19日(土)10時~の予定です。

振り返りシートより
「知らない事がまだまだたくさんあって、知る事ができてよかった。
名古屋にフェアトレード商品が置いてある店は、ほんとうに少なく、これから自分が知人に伝える事で、お店の1つのコーナーにでも置いてもらえるように考えてもらえるような話ができたらいいなと思いました。
これからもどんどん環境を守る為の行動を生活に取り入れていきたい。』

『勉強になりました。
皆の理解を得るには、情報公開することが、これまでの企業以上に求められると思います。世界ー地球が抱える問題は大きすぎて、「何かしよう」と思えば思う程、頭も足も止まってしまうけれど「私にできること」がやはり Key Wordかなと思いました。』

社会的影響評価レポート(ソーシャル・レビュー) をみてみませんか?

社会的影響評価レポート(ソーシャル・レビュー)は、WFTO(世界フェアトレード機関、旧IFAT)の加盟メンバーが、フェアトレードの10の基準に即して活動しているかを相互評価するためのツールです。メンバー団体は2年に1度ソーシャル・レビューを実施してその結果をWFTOのモニタリング委員会に提出し、審査を受けます。活動内容が適切と認められたメンバー団体は、「フェアトレード団体(FTO)」としてWFTOから認定を受け、「FTOマーク」を付与されます。

ピープル・ツリーは1996年にIFAT(現WFTO)に加盟し、フェアトレードの10項目の基準を守っています。2003年にFTOマークの制度開始と共にマークを取得し、以来2年ごとに更新して認定を受けています。

■2008年ソーシャル・レビューによるピープル・ツリーの社会的影響評価レポートはこちら(PDFファイル:約3.4MB)

コットン畑での児童労働の現状

2010/04/09

2008年12月6日東京にてコットン畑での児童労働の現状の報告をききました。コットンを受粉させなければならないことを初めてしりました。自然の中でつくられたコットンではないということでしょうか…..。

コットン畑での児童労働の現状

ひとつひとつ手で受粉をする……

コットン畑には、2種類あります。コットンを作ることが目的の畑と、コットンの種を作ることが目的の畑です。このコットンの種を作ることが目的の畑で、40万人以上の子どもたちが働いており、その中でも女の子が多いとの調査結果があります。ACEは、アンドラプラデシュ州の中でもコットン種子生産が多いマハブブナガル県の村をプロジェクト対象地としました。

コットンの種を作るためには、7月から9月にかけて毎日集中的に手作業で受粉をさせる必要があります。この労働の需要が高く、農家は親に高額な前金を払って、子どもの2~3ヶ月間の労働を確約させます。また、日々60ルピー程度(約120円=マクドナルドのハンバーガー1個分)の日給も払います。女の子が好まれるのは、口答えしないで働くからです。

ACEが2010年から現地のNGO、SPEEDと共に進めるプロジェクトについて経過を聞くとともに、4月中旬に帰国後の下記の報告会で現場の話を聞く事ができます。

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NPO法人 ACE 白木朋子さん講演
「インドから届く コットン畑における児童労働の話」

【内容】
世界の子どもを児童労働から守るNGO、ACE(エース)の事務局長さんに

最新のインドのコットン畑における児童労働の状況を伝えて頂きます。

世界に2億1800万人いると言われている現場の話を聞いてみませんか?

スピーカー:白木朋子(ACE 事務局長

【日時】 2010年4月16日(金) 午後6時半~8時
【場所】 ウィルあいち2F あいちNPO交流プラザ
      地下鉄名城線市役所駅2番出口 東へ徒歩約10分
【参加費】 700円(当日1000円)要申込 
【定員】  20名
【問い合わせ・連絡先】
名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会&GAIAの会 

名古屋市東区上竪杉町1 ウィルあいち1F フェアトレード・ショップ風”s(月休み)
052-962-5557

東別院にて、国際理解ワークショップ「チョコレートの来た道」開催! 無料

2010/04/08

ごぼう(御坊)こども新聞・ワークショップ .「チョコレートが来た道」

あまくておいしいチョコレート
でもチョコレートの材料・カカオを作っている
農家の中には、カカオがチョコレートに
なることをしらない人たちもいるんだって
なんでだろう?

おいしさに隠されたほろ苦い秘密
チョコレートを食べながら、
子どもたちに、つながる世界、つながる命のことを
フェアトレードを通じて伝えたい
ワークショップ(体験型講座)です
お父さんやお母さんもぜひ一緒に参加してみませんか。

ごぼうこども新聞2010春号
                   ごぼうこども新聞 2010年春号より

【時】  2010年4月29日(木・祝日)14時~16時
【場所】 東別院会館1Fギャラリー東別院 (名古屋市中区橘二丁目8番55号)
【会費】 無料 大人はマイカップ持参、子どもさんは水等持ってきてね。
ファシリテーターは「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」のメンバーです。
【定員】 30名
【問い合わせ・申込】 真宗大谷派名古屋別院(東別院)教化事業部 052-331-9578

フェアトレードフィルムフェスティバル開催 :東京

2010/04/07

名古屋でも5月29日(土)   『バングラデシュの衣料工場で働く女工たち』

脚本、監督/SCRIPT & DIRECTION: Tanvir Mokkamel
を上映します。詳しくは後日! 名古屋で初めての上映です。

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  ○○●開催決定!!●○○
フェアトレードフィルムフェスティバル(東京)

私たちのフツウの生活を
成り立たせるために、
おこっている、
たくさんのフツウでないこと。

毎朝の、おいしいコーヒーの裏側に、
毎日はくジーンズの裏側に、
映画でしか知ることができない
現実があります。

世界のアンフェアと、
フェアトレードについて知る5日間。

開催期間:
5月11日(火)~5月15日

会場:
アップリンク・ファクトリー
渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
http://www.uplink.co.jp/factory/

主催:
フェトレードフィルムフェスティバル実行委員会
fairtrade.film.fes@gmail.com

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5日間フリーパス
当日6000円 前売5000円

映画一本鑑賞
当日1500円 前売1300円

1日フリー券(平日)
当日2500円 前売2000円

1日フリー券(土曜日)
当日4000円 前売3500円

お申し込み:factory@uplink.co.jp

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日程:
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5/11(火)
17:30
オープニングトーク&映画『Garment Girls』

19:30
映画『おいしいコーヒーの真実』
TALK1 北澤肯(フェアトレードリソースセンター)

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5/12(水)
17:15
映画『未来の食卓』

19:30
映画『Garment Girls』
TALK2
胤森なお子(ピープル・ツリー)
押野美穂(NOAH’S CAFE)
    
21:15
映画『いのちの食べかた』

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5/13(木)
17:30
映画『Garment Girls』
TALK3
黒田かをり(CSOネットワーク→http://www.csonj.org/)
北澤肯(フェアトレードリソースセンター)

19:30
映画『ザ・コーポレーション』

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5/14(金)
17:30
映画『女工哀歌』

19:30
『一番身近な国際協力~クラフトリンク~
(シャプラニール=市民による海外協力の会)』
『紙の布に希望を託して(ネパリ・バザーロ)』
TALK4
土屋春代(ネパリ・バザーロ)
小松豊明(シャプラニール=市民による海外協力の会)
長坂寿久(拓殖大学教授)

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5/15(土)
13:30
映画『Garment Girls』
TALK5
鈴木隆二(ぐらするーつ)
押野美穂(NOAH’S CAFE)

15:30
映画『女工哀歌』

17:15
映画『未来の食卓』

19:30
映画『おいしいコーヒーの真実』
TALK5
北澤肯(フェアトレードリソースセンター)

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お申し込み:factory@uplink.co.jp

お問い合わせ: fairtrade.film.fes@gmail.com

さくら 桜 さくら 

2010/04/06

毎朝とおる道の桜並木
あまりに美しく
つい…..
桜2

桜4

桜3

ACEの白木朋子と成田由香子さんより、インドからの報告、たった今

2010/04/06

2010年4月6日 22:30

このメールには画像が含まれています。ご利用のメールソフトの種類により、画像が正しく表示されない場合があります。
正しく表示されない場合はこちらにも後日、報告を掲載しますので、ぜひご覧ください。

土井 ゆき子さま

インドからこんにちは。
ACEの白木朋子と成田由香子です。

日本は気持ちの良い春の季節だと思いますが、いかがお過ごしですか?
私たちは今年1月から新しく始まった「ピース・インドプロジェクト」の活動を見るために、3月25日からこちらに来ています。

このプロジェクトは、インド南部にあるアンドラプラデシュ州のコット ン種子生産地域で、児童労働をなくし、子どもたちが学校へ行けるよう支援するものです。
活動を始めたマハブブナガール県ナガルドディ村を訪問し、村の課題や今後の活動方法などについて、現地パートナー団体のスタッフと話し合ってきました。

プロジェクトでは、村のすべての子どもが公立の学校で学べるようになることをめざしていますが、働いていた子どもが仕事をやめて、すぐ学校に入学しても、勉強についていくことは難しいため、基礎的な読み書きや計算などを教えるブリッジスクール(NRBC)を運営しています。
村の空き家を借りて開設したNRBCは、3/25にスタートし、4/1までに、6歳から13歳の18人の子どもたちが入学しました。プロジェクトでは、学用品や制服、給食なども提供しています。
NRBCに入学した子どもたち
まだ始まったばかりで、施設など環境が十分整っていない部分はありますが、子どもたちが楽しそうに学んだり、遊んだり、給食をおいしそうに食べている姿を見ることができ、とてもうれしかったです。

調査の結果、この村では157人の子どもが学校に通っていないことがわかりました。村の学齢期(6~14歳)の子ども約600人のうち、3~4人に1人の割合です。多くはコットン畑などでの農業や、れんが造り、家畜の世話などをして働く子どもたちです。
村には幼児婚やカースト差別などのインド特有の難しい問題が根強く残っており、前途多難ではありますが、村の自治組織(パンチャヤット)や公立学校の先生たちと連携をとりながら、村全体の教育への意識を高めるための啓発活動を行ったり、親ひとりひとりを説得したりしながら、すべての子どもが学校に通えるよう、取り組んでいきます。
現地スタッフも難しい問題に直面しながらも、よいチームワークで仕事をしてくれているので、これからが楽しみです。

最後に、NRBCに通うようになった、ジェイラクシュミちゃん(13歳、女の子)を紹介します。
NRBCに来る前、彼女はコットン種子やピーナッツなどを栽培する農家で農業労働者として働いていました。
朝10時~夜6時まで働いて、日給は20~60ルピー(約40~120円)。

お母さんがNRBCのことを話すと、勉強をしたがっていたジェイラクシュミちゃんは、自分の意思で通うようになりました。
ジェイラクシュミちゃん
ジェイラクシュミちゃんは、「(NRBCでは)すべてが楽しい」と言います。他の子どもたちと勉強やゲームをして楽しそうにしている笑顔がとても印象的でした。

こちらは連日39度の猛暑ですが(本当に暑い~!)、4月7日の帰国まで
あと少しです。
今後もウェブサイトやイベントなどで、プロジェクトの様子をお伝えしていきます。
5/7のCafe ACEでも報告しますので、 ぜひご参加ください。

ピース・インドプロジェクトの活動を支えるオーガニックコットンハンカチの販売や「コットン募金」の募集も行っています。
今後も現地での活動、日本での活動を継続していけるよう、ACEへのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
2010年4月4日 白木朋子、成田由香子
●ピース・インド プロジェクトについて
 ⇒http://acejapan.org/cotton/project.html
●ピース・インド プロジェクトを応援する
 オーガニックコットンタオルを買う ⇒ http://acejapan.org/cotton/towel.html
 「コットン募金」に協力する ⇒  http://acejapan.org/modules/tinyd5/index.php?id=5
●Cafe ACEに参加する
 おいしいインド料理を食べながら、ピース・インド プロジェクトの最新情報を
 報告します。
 日 時:2010年5月7日(金) 19:00~21:00
 会 場:自然派インド料理屋 ナタラジ銀座店(地下鉄銀座駅 A2出口徒歩1分)
 *詳しくはウェブサイトをご覧の上、申込フォームよりお申込みください。
  ⇒ http://acejapan.org/modules/cafeace/
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NPO法人 ACE 白木朋子さん講演
「インドから届く コットン畑における児童労働の話」

【内容】
世界の子どもを児童労働から守るNGO、ACE(エース)の事務局長さんに

最新のインドのコットン畑における児童労働の状況を伝えて頂きます。

世界に2億1800万人いると言われている現場の話を聞いてみませんか?

スピーカー:白木朋子(ACE 事務局長

【日時】 2010年4月16日(金) 午後6時半~8時
【場所】 ウィルあいち2F あいちNPO交流プラザ
      地下鉄名城線市役所駅2番出口 東へ徒歩約10分
【参加費】 700円(当日1000円)要申込 
【定員】  20名
【問い合わせ・連絡先】
名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会&GAIAの会 

名古屋市東区上竪杉町1 ウィルあいち1F フェアトレード・ショップ風”s(月休み)
052-962-5557

JR名古屋 高島屋B2でフェアトレード・コーヒー

2010/04/06

珈夢亭(こむてい)
高島屋s

高島屋B2

ISO9001認証の三喜屋子珈琲株式会社のJR名古屋 高島屋店で見つけました。フェアトレードのチョコレートを置いたらいいのに~と提案しました。

瑞穂区の牛巻商店街の中にある昔ながらの金物屋さんの「遠源」にも!

2010/04/06

とうやまさんの店頭s

瑞穂区の牛巻商店街の中にある昔ながらの金物屋さんの「遠源」さん。」
一度は、店を閉めようかと考えていた遠山京子さんですが、仲間のはげましで店づくりのレイアウトを考えたり工夫してなんとかお店を続けたいとがんばっています。

最近は、クリーニングとともに靴の修理のお店に訪れるお客さんが多くなっています。そんなお客さんがふと目にとめてくれるような棚をつくりフェアトレード商品をおいています。

遠山さん店s

         有限会社 遠源  
           〒467-0868  名古屋市瑞穂区大喜新町2-4
℡052-871-5454

3月1日「フェアトレード・タウン勉強会」 の報告

2010/04/06

風”sの土井ゆきこです。
以下が東京で行われたフェアトレード(FT)推進会議
「フェアトレード・タウン勉強会」 の報告です。

1.開催日時:2010年3月1日 10:00-14:00
2.開催場所:東京経済大学 6号館7F中会議室4
3.参加者(敬称略):
●スピーカー:ブルース・クラウザー(FTタウンキャンペーナー)
明石祥子(熊本フェアトレードシティ推進委員会、らぶらんど・エンジェル)
土井ゆき子(名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会・風”s)
千徳あす香(フェアトレード北海道、アースカバー)
●ファシリテータ―:渡辺(東京経済大学)
●参加者:長坂(拓殖大学)、小松、植田(シャプラニール)、鈴木(ぐらするーつ)、落合(SVAクラフトエイド)、大山(フェアトレード北海道)、中島(FLJ)、胤森、川村(ピープル・ツリー)
●オブザーバー:大野(神戸国際大学)
溝田(フェアトレードタウンなごや推進委員会)
●ボランティア通訳:大石(東洋大学)
●議事録作成: 川村(ピープル・ツリー)
《参加者について》 この勉強会は2月27日、28日の「フェアトレードの拡大と深化」シンポジウムに付随する形で開催。ゲストに、UKでフェアトレード・タウン(以下FTタウン)活動をはじめたブルース・クラウザー氏を招き、フェアトレード推進会議のメンバー、シンポジウムに参加した東京以外の都市でFTタウン推進活動を進めている関係者が今後の方向性模索のために話し合った。議論を整理していくため、参加者の数が増えすぎないよう内部での開催とした。ここで議論したことが今後日本でのFTタウンのあり方を決定するわけではなく、継続的に場を持ち、オープンにしていく予定。
4.主催:フェアトレード推進会議
《フェアトレード推進会議とは》 国際貿易投資研究所(ITI)主宰で2007年9月~2009年11月に開催された「フェアトレード研究会」の後を受け、有志で2010年12月24日にスタートした。東京近郊に拠点を置くフェアトレード団体、フェアトレード推進団体等約15団体および研究者が参加。フェアトレード推進のための議論のファシリテーションをする役割を担う。
5.開催目的: 推進会議メンバーがFTタウンについて勉強するために開催。主に以下の点について討議する。
・国内各地のFTタウン運動の現状把握
・諸外国におけるFTタウン運動の現状・課題の把握
・日本におけるFTタウンのあり方を模索する
【発表1:ブルース・クラウザー (FTタウンキャンペーナー、UK)】
FTタウン運動-現在19カ国で展開。生産国ブラジルとコスタリカを除く先進国は17カ国。
FTタウン第1号、UKのガースタングではFTタウンは人びとの活動として始まった。世界中でも市民活動として展開している。一つの組織や行政の活動ではない。組織や行政が主導権を握ると、FTタウンの魅力やパワーが失われてしまう。フェアトレード・ラベル(FL)の周辺で展開された活動のため、UKでは自動的にフェアトレードラベル財団が主導権をとるようになり、要件である「フェアトレード商品」はFL認証商品を指す。
19カ国のFTタウンの運動のうち、2カ国途上国ブラジル・コスタリカはラベル組織が関わっていない。他の17カ国のうち、UKではラベル団体が主導。UK以外では、ラベル組織は必ず入っているが、委員会のメンバーの一組織として活動している。ラベルの普及だけが第一目的ではない。
USAでは、「FT商品」としてFL認証商品と、WFTO加盟団体を含むFTF(北米のFT団体ネットワーク)メンバーのものを認めており、日本のモデルとなるのではないか。
FTタウン運動は、誰が認証するかということが重要なのではなく、「なぜこの運動を行っているのか」を第一に考えるべき。生産者に与えるインパクトが一番重要。Trade Justiceと貧困撲滅のアドボカシーとして
活用することも重要。FTタウンの運動は、その国のしくみが包括的で、オープンな場合に発展している。考えやアプローチが違うところを排除していくと、運動としての勢いがそがれてしまう。Unityを保ちつつDiversityが大切。
●FTタウン運動の2つの特長
特長①草の根レベルの運動である。
FTタウンとして成功している例は、市民の草の根から始まっている。 例:ガースタング、ペンシルバニアのメディア。メディアは町民が集まって、FTタウン宣言したUSA最初のFTタウン。2005年シカゴでのFTタウン会議では議論されたが、何も決まらなかった。2006年に、ガースタングのウェブを見たメディアの人々が、USAではFTタウン認証のオーソリティがなかったので、UKで使われている5基準を満たしたところでFTタウン宣言をした。いろいろなところで宣言が上がると、オーソリティが必要となり後から整う。UKでもガースタングがFTタウンとしてFLOの認知を得るのに1年半かかった。
議論だけでなくアクションを起こすことが大切-アクションが起こったら議論でも決定が行われる。メディアがFTタウン宣言をした後に、アメリカでもFTタウンを認知して広めていく動きができた。ただ、アクションだけでなくより広い範囲の人が集まった議論の場も必要で、そこで信頼性を得ることが重要。
各国でのFTタウン活動
-FLOの5つのゴールは使うべき(一つでも外すと運動が弱くなる)
-マークは使ってもいいし、使わなくてもいい
例:USAの委員会:FTF, Transfair USA,及び最初にFTタウンになった3都市の代表
例:パリ-地方自治体の決議のみでFTタウンを認知-運動が弱体・形骸化した
特長②包括性-地域の誰もが(各種団体、組織)関わることができる。
例:UKの5つのゴール:各ステークホルダーが参加できるように、柔軟性がある(ただし、2項目めに数値目標を含む)。数値目標で固めすぎると難易度や公平性の問題が出ることもある。
FTタウンの5つのゴールはブラジル、コスタリカを除く各国でFTタウン運動のベースになっている。イタリアのみ例外。6つめ、7つめのゴールを加えている国もある。
【FTタウン運動のガイドライン】(シンポジウム資料P31参照)
●最低限参考にする項目
-5つのゴールの設定が強く推奨される。ただし、絶対条件ではない。
-FLOラベルの商品がある場合は含めるべき。ラベル以外で認知されている商品がある場合(WFTO加盟団体の商品など)、それも対象含めるべき。
-FTタウンを認証する団体-宗教、政治的に偏らない主体であるべき。その国にFL認証組織があればそこも含めるべき
-FTタウン認証の定期的見直し、更新のプロセスが必要
●国の状況に応じてフレキシブルに対応するべき項目
1.キャンペーン名
2.5つのゴールの順番
3.ターゲットや基準の詳細の決定
4.(ラベル団体だけでなく)パートナー組織を入れる
5.5つのゴールに項目を追加してもいいが、減らすのはよくない
6.可能な限り他のキャンペーンと合わせて展開する(FT University、School、Church)
7.FTタウンロゴを作る
UKのFTタウンロゴ→FLO認証ラベル入りデザイン。他国でも使えるが、FL認証商品の普及が第一の目的としている国でのみ使用可能。他のデザインも可。
【発表2:明石祥子さん(熊本市)】
2004年に日本でのFTを盛り上げたいと始めた。熊本の町おこしになると、企画書を市に届けた。
2008年9月、ピープル・ツリー展示会で他地域のFT店舗に呼びかけ
-FTタウンが世界で広まれば、意識が変わる。熊本が名乗りをあげて進めたい
2009年春、北海道、東京等よびかけてスカイプ会議を実施。盛り上がってくれば、各地で展開してもいいと考えている。
(活動詳細は別紙レジュメ参照)
・市長も協力的であるが、市民レベルでの動きが先に活発になることが重要と考えている。
・有力者のネットワークによびかけ、市のイベントでもアピール。市議一人一人にアプローチ。
●FTタウンの基準:日本ではFTタウンの基準がなかったため、UKの5つのゴールを参考にした。すでに4つクリア、残るは議会のみ。
【発表3:土井ゆき子さん(名古屋市)】
2009年6月「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会(なふたうん)」発足
*2010年COP10(生物多様性第10回締約国会議) 行政も動くのでチャンス
2010年1月~3月連続国際理解ワークショップ・講演会など段階的にイベント等を通じて輪を広げる
(活動詳細は別紙レジュメ参照)
・活動を広げるためのはたらきかけ
・広報- COP10がらみで記事に取り上げられることが多い(朝日・毎日・中日・日経に掲載された)。
ブログ昨年11月より毎日更新
・行政-名古屋市役所でのスピーチ。ワークショップのファシリテーターとして参加。愛知県国際交流協会と共催で4月から来年春にかけ講座を開き、1月には小冊子「フェアトレードと地球未来」を一万部作成予定。
・企業-ブラザー工業でのキャンドルナイトイベント/デンソーでのバザー、FT広報

・学校-高校教諭・小学校・高校・NGO研修に講演やワークショップ開催
・活動の現状
・メンバー:実行委員会10名程度 + ワンコインサポーター。事務局はウィルあいち内。

・商品:現在30~50店舗くらいにFT商品が置かれている。ミニストップ、イオン等FL商品を置いているスーパーはカウントしていない。5,000円相当のFT商品セットを作り、愛知県商工団体連合会(愛商連)婦人部に働きかけ、設置を進める。現在7店舗が設置、100店舗まで増やしたい。
・教育:「チョコレートの来た道」ワークショップ。学校の先生が使えるような教材を作成予定。国際環境教育ファシリテーター養成し、国際理解ワークショップでFTタウンを推進する。
・店をリサーチして、地図作成中。HPにUPの予定。
FTタウン実現には2~3年かかると考えている。道のりを大切に、コミュニティの再生ができたら、と思う。FTタウン運営会的な組織の立ち上げはまだ。勉強会を通して、今年10月を目標に推進委員会を立ち上げたい。
●FT商品の基準:FLOかWFTOの商品を置いている店をカウントする。それ以外の商品をフェアトレード商品として扱うかは、店主の判断にまかせる。
【発表4:溝田さん(フェアトレードタウンなごや推進委員会・名古屋市)】 ※オブザーバー参加であったが主催者より
発言を依頼、了承いただいた
事務局:学生・若い社会人の10名が中心。メンバー約20名。
自治体、企業等でこの動きに参加したい人-推進委員と呼ぶ
FTタウンの基準設定の問題やFTについて話しあう場を作っていきたい
FTの普及を目指しさまざまなアプローチによってFTタウンを実現しようと活動
2009年12月 企業・行政・市民で「フェアトレードタウンなごや推進委員会ミーティング」開催。企業・行政にFTをアピール。
2010年1月 第2回ミーティング開催。それ以外に、副市長・市長、JETRO・JICA中部・議員などにもFTタウンへの協力を求めるアプローチをしている。
5月の世界フェアトレード・デーに向けてイベントを開催予定。名古屋FTのロゴを作り、アピールしたい。
COP10にあわせてFTタウン宣言は難しいとは思うが、COP10に合わせてもフェアトレードのイベント開催などアクションを起こしていきたい。
全国のFTタウンに向けて動いている地域との連携が必要。今後他の地域とも連携し、そのつながりを通して、FTタウン、FT商品の基準について話し合っていきたい。
【発表5:千徳あす香さん(札幌市)】
2009年10月「フェアトレード北海道」立ち上げ。
メンバー:学生、一般市民でFTに興味を持っている人。大学の先生など20名程度。
1.基準
FTタウンの基準:UKの5つのゴールを参照するが、日本のFTに合わせた独自基準が必要。FT北海道としてなんらかの基準を作りたい。
FT商品:FTラベルをつけてなくても、2003年から毎年開催の「フェアトレードフェスタ」では独自のFT活動の商品がたくさんある。ラベル商品以外を認められないなら、そういうFTタウンは目指したくない。
2.北海道の独自性
自給率200%。FT原料を使い、地元産品と合わせた独自

カラオケ教室で、フェアトレードコーヒーのコーヒータイム! 中区スナック「メンバーズ志摩」

2010/04/06

中区でスナック「メンバーズ志摩」のお店です。

スナック内

ママの田中しげ子さんは、演歌歌手「幸川マキ」でCDも出しています。
昼間はカラオケ教室も開いていて、コーヒータイムにはフェアトレードコーヒーを出しています。

メンバーズ「志摩」
          〒460-0008  名古屋市中区栄4丁目20-15 美吉ビル3階
            ℡ 052-242-1168

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