今夕、届いた600余の振り返りシートの残りも全部読まさせて頂きました。以下は北高の二年生の生徒さん達の熱いメッセージです。(北高にて、3月12日にフェアトレード~つながる命~と題して、講演と壇上ワークショップをした、その報告2です)
「少しずつ、少しずつ、一人一人がそんな気持ちを持って行けば絶対に何か変わるはずだと思います。私たちが変わらなければ何も今の状況は変わらないと思います。だから今、私たちはかわらないといけないことを今日改めて感じました。」
「とても考えることがたくさんありました。これからの世界について不安になりました。だけど日本から変えていかないと、世界は変わらないと思います。…..マイケルジャクソンの歌に『まず 鏡の中の男から変えなければならない』と言う歌詞があります。まず自分が変わらないといけないんだって思いました。」
「『フェアトレード』という言葉を学べてよかったです。もし、今日学べなかったら、自分の今の生活がそんな人たちの上に「なりたっていることに気づかずに過ごしていなければならなかったかもしれない。そう思うと怖いです。」
★圧倒的に知らなかった世界を知った驚きが伝わってきました。
大方の生徒さんはチョコレートの背景にある現在も存在している奴隷の子どもたちの事がショックでした。特にいつも食べている、そして大好きなチョコゆえにその身近さと、遠くにしか思えない悲惨さとのギャップがつらいようでした。中にはすでに知っている子も数人いました。今回の講演でより理解したとか、知っているけどそれからどうしたらいいのかもっと知りたかったとか、受け止め方もいろいろでしたが、そしてみな、本当にそのことで心を痛めていました。
*「ワークショップの10人の人が読みあげてくれたチョコを作る子どもの話を聞いて、とてもこころが痛かったです。同世代でもあんなに厳しく辛い仕事をしている人たちを知って、何だか泣けてきました。」
★「誰かがやってくれるだろう」と思っていたけど講演を聞いていて変わった。
初めに私は「環境問題」について聞きました。
①環境問題についてそれほど心配していない
②環境問題について、心配はしているが誰かがやってくれると思う
③環境問題について、とても心配していて何かしなければ! と思っている
この答えの②と答えたけれど、話を聞いて行くうちに心が変わったと何人もの生徒さんが打ち明けます。
*「自分にできることは何でもやってみよう!! と思う事が大切だと思います。」
*「『誰かがやってくれるだろう』というのに手を挙げてしまったのですが、身近なところから生活を見直してみようと思います。」
*「このままではいけないと思いつつも、どこかでだれかが何かやってくれるんしゃないかと思っていました。でも今日の土井さんの講演を聞いて自分も何かしないといけないといけないなと思いました。」
*「この講演を聞く前は、地球温暖化でも『誰かがやってくれるからいいや』などと楽観的に考えていたけれど、今は一人ではできないという考えをみんなでやれば達成できると考えて行動に移せればいいなと思いました。」
*「今日の講演を聞いて、『何とかなる』とか『自分がやらなくても…..』という考えはやめようと思いました。……..だからこれからは『じぶんたちで何とかしよう』という考えを大切にしていきたいとおもいました。」
*「最初の質問で『誰かがやってくれるだろう』に手を上げたのですが、最後まで話を聞いて『自分も何かしたい』と思いました。」
★こんなつぶやきも聞こえてきました。
*「フェアトレードが、こんなに日常の生活に深くかかわっているなんて知りませんでした。」
*「エビの頭の話など、僕はすごく衝撃を受け講演が終わり、この紙を書いている今動揺をおさえ切れません。」
*「フェアトレードがそんなに何年も前から存在していたと聞いて、今まで知らなかった事が信じられないです。」
*「なにも知らないのは、きっと自分で知ろうと思わなかったからだと思います。」
*「貧困の現実をあまりにしらない僕たちは無知の罪があると思います。だからもっと勉強するべきだと思います。」
*「よりいっそう私達のこの生活が他の人に支えられた上にあることを実感しました。」
*「安いと得した気分になっていただけで、何故安いのかと今まであまり疑問に思ってはいなかったけど、値段が安いという事はそれなりの理由があることをしっかり覚えておきたい。」
*「嫌な事があると自分は不幸だと思う時があるが、過酷な労働を強制させられている奴隷の子供達にしてみれば、不幸でもなんでもないと言われると思う。
*「自分の生活をすてて他の国の人たちを助けようとはしません。やはりいきならいそういう風にするのは抵抗があります。だから少しずつ自分でもできることをしたいと思います。講演を聞いたからそう思えるようになりました。」
*「いつもの講演のようにかたい感じでなく、フレンドリーな感じで楽しい講演でした。」
*「環境問題や貧困について自分が思っている以上にひどい現実があるんだなと思いました。」
*「今のこどもたちや自分そして大人たちは本当に甘いと思います。…..本当にどうやったら平和がくるのでしょうか?」
*「一つのチョコレートの話からあんなに深く考えさせらるとは思いませんでした。」
*「安いものを好んで買ってしまうのも事実だし、原材料をあまり見ずに買ってしまうのも事実です。日々の生活から改めて、未来につなげていけたらいいなと思いました。」
*「私は『フェアトレード』と言う言葉や代替の内容は知っていましたがこのように真剣に考える機会は初めてでした。チョコレートの話や子ども兵士の事など、何度聞いてもいまだに半信半疑です。日本で平和に暮らす自分にとって、そのような事は考えられません。今日の講演を終えて自分の身近にもこんなに真剣に取り組んでいるひとがいるんだと知って自分も何かしたいな、と少し興味がわきました。」
*「地球環境について質問があったとき、私は昨年亡くなったマイケル・ジャクソンのことを思いだしました。私は、この人をとても尊敬していて大好きな人です。この人は、貧困・環境汚染を無くすのは自分たちから変わる事だと言ってました。私も本当にそう思います。…自分が今おかれている状況に感謝をして、これからどうするのか、どう過ごすのか考えなおそうと思いました。」
*「なぜ、先進国の物が安く買えるのか考えた事もありませんでした。」
*「世界と共に生きる感覚を掴んでいきたいと思いました。」
*「カカオを作っている子供のことは、テレビで見たことあるけれど、そのときはかわいそうだなあと思っただけでした。今日のお話を聞いて、私達のできることをしなくてはいけないと改めて思いました。」
★普通の暮らしに感謝
*「普段は好き嫌いとか激しくて残してしまったりしているけど、貧しい暮らしをしている国もあるから、わがままを言わずに毎日の暮らしに感謝して生きていかなきゃな….と思った。」
*「普段あたりまえだと思っていたことは、本当はすごくありがたくて、感謝しながら生きていかなければいけないと思った。」
*「好きな勉強ができて、好きな物が食べられて、好きな遊びができて、これ以上ないという幸せな環境の中にいるのに、それらを大切に扱うことができない私たちは、本当にだめだなと思います。」
★日本に生まれて良かっただけでは終わらず、だからこそ何かをしなければ!
*「私は先進国に生まれてよかったなぁと思います。そして先進国に生まれたからこそ発展途上国のために何かしたいと、今日の話を聞いて思いました。」
★南米に伝わるはちどりの「私にできること」の話を聞いて
*「……..こういったフェアトレードは無駄になってしまうのではと思いましたが、最後の話の物語を聞いてそういう考えもなくなりました。」
*「最後のスクリーンで『私は私にできることをしているだけ』って言葉がすごい感動しました。私も、私がひとりで地球の為に何か考えてやろう!と思っても 一人では何も変わらないんだろうなぁって思っちゃいます。私は一人でやる事は、森の火事に一滴ずつ水をかけていくような事でも、それが私に出来ることなら やろう! って思うようになりました。」
*「『やれる事をする』簡単な響きがしうますがとても重要な事だと感じさせられました。」
*「私にできることは、それこそ何も無いに等しいかもしれませんが、それでも、何かしたいと思いました。」
*「一人でやっただけでは何も変わらない。しかし今日のように大勢の人の前に出て自分の考えを話すということで多くの人の共感を得ることができると思う。」
*「最後の絵本、知っていたけれど、土井さんの話を聞いてから見ると、本当に自分にできることすこしでもやらないと何も始まらないと改めて実感しました。」
*「でも何をすれば良いのかわかりません。しかし『私のできること』であったように私たち一人一人が自分にできることを少しでも、小さくても取り組んでいけば、みんなで大きな取り組みになると思います。」
*「少年兵士の事も知っていましたし、カカオ農園の少年も知っていました。でも自分の力ではどうすることもできないと土井さんの話を聞くまでは思っていました。だけど土井さんの話を聞いて私も力になれるかもと思いました。」
*「ハチドリの話を聞いた時、私は森の火を一滴ずつの水で一人で消すなんて無駄なことだと思いました。だけど周りで見ていた他の動物たちも手伝えば火は消せると思いました。だから私たちも一人に任せずみんなで力を合わせれば良いんじゃないかと思いました。」
*「僕たちが出来ることをしていかなければ世界は変わらないと思った。」
★他の感想
*「僕達は地球の細胞」という言葉がとても印象に残りました。」
*「世界の南北問題は前から言われていたことだけれどもあらためてすごいと思った。」
*「大きいことをやるのではなく、小さいことからこなしていけばいずれ大きなものになると思う。もっと身近にあることを見直して良い方へと改善していければ「いいのではないかと思った。」
*「今日の講演で僕にはまず世界のことについて多くを知る必要があると思いました。そしてそこから自分のやるべきことを見つけて行動したいと思いました。」
*「自分一人の力だけでは途上国の人々を救えないのも事実ですが、その一人一人がお互いを理解しあい協力すれば、きっと多くの命が救えるという考えが浮かびました。」
*「思っているだけではだめなんだ。実行にうつさないと意味がないんだ。」と思いました。
*「フェアトレードという言葉の意味も知らなかったし、聞いたこともなかったけど、ちゃんとみんなが意識するべき事だった。」
★★とってもたくさんの生徒さん達から「名古屋をフェアトレード・タウン」にしてほしいこと、体に気をつけてがんばって欲しいこと、他の高校や日本国内へも講演に行って広めてほしいことなどのメッセージを頂きました。ありがとうございました。共に生きる、生かされる世になるよう一緒につながりやっていきましょう! とても感謝しています。みなさんのメッセージ!