‘2010/02’ カテゴリーのアーカイブ

2月17日 毎日新聞朝刊 「夢中人」に…

2010/02/17

2月17日毎日s

買物して途上国生産者を支援、街ぐるみで
森や生物の保全にもなる
「名古屋をフェアトレード・タウンによう会」土井幸子

と紹介されました。ありがたいことです。写真が大きすぎて恥ずかしいのですが。24日は下が掲載されます。http://www.mainichi.jp/chubu/genki/

★愛知県コミュニティビジネス調査ヒヤリングを受けました。

「愛知県では、コミュニティビジネスに関わる様々な資源(人材、情報、資金、施設等)の情報を一元化することを目的に、ウェブサイトを昨年度開設致しました(通称「あいコミ」)。
今年度は、このサイトに「コミュニティビジネス事業者一覧(仮称)」のページを新設すると同時に、コミュニティビジネス事業者のニーズを直接伺い、県の施策に反映することを目的とした調査事業を展開する運びとなりました。」

ということで100店の「ヒヤリングのなかでフェアトレードも」と、本日ヒヤリングを受けたわけです。

コミュニティビジネスの点が、線となり、面となる。そんな日が来るといいなと思います。小さく、ゆっくり、続けて、地域で息づくコミュニティビジネスは、まさにコミュニティが熟成してこそ成り立つのでしょう。 フェアトレード・タウン構想はそんなうねりのなかで、一つの役割を担うのではないでしょうか?

「チョコレートの来た道」のWSキットをキッズのためにキットつくります。

2010/02/16

シ~ンと聞き入った子どもたち…… 中川区篠原小学校にて

生物多様性保全・環境保全についての授業が、2・3時間目を使って行われました。
名古屋市の環境サポーターとして登録している私は、派遣依頼の要望を受けて参加してきました。
2時間目は 生物多様性とは
        生物多様性と生態系の関係
        生物多様性の危機
        生物多様性と名古屋の環境(名古屋市制作のDVDを使って)
などを牧先生の講義のもとに勉強したあと
その後の3時間目の4つあるテーマの一つが私の担当で
「子どもたちに伝える フェアトレード チョコレートの来た道」で35人くらいの参加でした。

                           ボール遊びss

休憩時間に、私が持参した地球儀のビーチボールで遊ぶ男の子、元気元気。子どもらしさにほっとする。割れたら困るので、取りあげてもすぐ取り返す。そのうちチャイムが鳴り3時間目が始まった。45分しかないワークショップでどこまでやれるか疑問だったけれど、私の自己紹介からスタートした。

コミュニケーションが苦手そうな子らは、恥ずかしさもあってか、私が提案したバースデーライン(誕生日順に並ぶ)がなかなかできない。初めは声を出さずにという提案をしたけれど、どうも難しそうだったから声出してOKとした。

8つのグループに分け、地図を配りチョコレートの材料となるカカオの生産国をシールで貼った。
つづいて、消費する国、アメリカはじめ先進国にシールが貼られて行った。
はっきり分かる、「作る人」と「食べる人」
ここでACEのDVDを見て、カカオの実がなり、どのような経過を経てチョコレートの材料になるかを映像で見た。見てない子もいた。

国際理解教育の教材にある「チョコレートを知らない子どもたち」を読みはじめると、みんなし~んとして聞き入った様子。そのあとは、中日新聞に載ったカカオの実を割っている男の子、名前を勝手につけたのですが、この手法でもうすっかりおなじみ、コート君へ手紙を書いてもらいました。なにを書いていいかわからないと言った子には絵でもいいよと伝えました。そして空き箱で作った赤い〒ポストに投函してもらいました。

                             2月16日篠原小s

子どもたちのこころに届きました!
私達の生活がとてつもなく恵まれていること、同じ年ごろの子が奴隷のような生活をしていりること、チョコレートの味を知らないこと等を知りました。

この「子どもたちに伝える フェアトレード チョコレートの来た道」ワークショップを多くの学校で実施してほしいと思います。キットをキッズのためにキットつくります。その時は皆さんご利用くださいね。

「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」はいろいろな形で、タウンにするために底から持ち上げていきたいと思います。時間はかかりますが、浸透しながら、世代をつなぎながらフェアトレードを通じて世界のことに目をむけ、思いを馳せ、足下の暮らしを子どもたちと一緒に考えていけたらいいなと思います。なにより子ども達の生きる姿が輝いて欲しいと願っています。

講座の最後はいつも子どもたちに、ハチドリの話をします。

森が燃えて、みんな逃げるのに、ハチドリだけはくちばしに水を蓄え、燃え盛る森に落とすのです。行ったり来たり何度も。みんなそんなことして何になるんだと笑いましたが、クリキンディという名のはちどりはこう答えました。「私は 私にできることを しているだけ」
これは南アメリカの先住民に伝わる話です。2005年からず~っと風”sで販売し続けていますが人気は衰えません。もっともっと伝えたい物語です。(300円)

私達先進国の人々は、大地と共生してきた先住の民の言葉や言い伝えなど学ばなければいけないと思います。

中日新聞の子ども記者のフェアトレード・チョコ取材記事

2010/02/15

2010年2月14日 中日新聞朝刊 わくわく探検 

子ども記者6人がフェアトレード・チョコを材料に使っているお菓子やさんを尋ねました。
代表の方がカカオ豆のことを「誰が取っていると思う?」と質問していました。
考え込む記者たちに「みんなと同じくらいの年の子どもが取っている地方があるんだよ」。
人数は数十万人ともいわれています。

朝から晩まで働いて一日の賃金は10~20円「そのお金で家族の一食分を何とか賄っているんです。子ども達はチョコの味を知りません」記者たちはしんとしてしまいました。

2月14日中日チョコ

明日、中川区にある小学校へ「チョコレートの来た道」のワークショップをしてきます。
さて明日は、みんなコージ君にどんな思いを届けるのでしょうか?

********************************
NPO法人ACE 白木朋子さん講演  2010年3月2日(火)18:30~20:00

ガーナから届く、カカオ生産地における児童労働の現場の話
 ~スマイル・ガーナプロジェクトの前進と課題~

********************************

世界の子どもを児童労働から守るNGO、ACE(エース)は、
2009年2月からガーナのカカオ産地で「スマイル・ガーナプロジェクト」を
行っています。カカオ産地で児童労働をなくし、子どもの教育を支援する
活動について、1年目の評価と2年目の展望を、1月に出張をしてきた
最新情報を交えて報告します。

前進もありますが、まだ課題もたくさんあるとのこと。
人身売買の子どもたちへの対応等、これらの活動
のために当初想定していた以上の予算がかかることもわかりました。
チョコレートを通じてつながる、ガーナの児童労働について、
一緒に考えてみませんか。

日 時:2010年3月2日(火)18:30~20:00
会 場:ウィルあいち2FあいちNPO交流プラザ
参加費:700円(当日1000円)
定 員:20名(要申込)
スピーカー:白木朋子(ACE 事務局長) http://acejapan.org

申込方法:メールで下記宛てに、お名前、参加人数をお送りください。
huzu■huzu.jp (■は半角@にして下さい)

お問合:フェア・トレードショップ 風”s(ふ~ず)内 土井ゆきこ
    052-962-5557(T&F)(月休み)
    http://www.huzu.jp/

主催:名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会&GAIA(がいあ)の会
   http://www.nagoya-fairtrade.net/
   http://www.gaianokai.org/kikakuitirann.html

「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会」推進委員会の決めた基準

2010/02/14

提携・認証マーク共にOK!

フェアトレード・タウンにするための世界に通用する基準があります。ゴールはその基準を目指しますが一つ、店舗に置く2つ以上のフェアトレード商品のマークについては認証だけではなく、提携についてもOKです。また提携型のフェアトレード団体にはいままでの日本におけるフェアトレードの発展の寄与に敬意を表したいと思います。

提携マーク(団体をフェアトレード団体と認めるマーク)のない団体においてもそれぞれの立場でフェアトレードまたはコミュニティトレードを推進してきました。いろいろな力があってこそ、今の日本におけるフェアトレードの認知が広がってきたと思います。

一方品物ごとにつく認証マークは、ここ数年組織としても独立し発展中ですが、まだ始まったばかりで品数も充分ではありません。

日本において、フェアトレードが未発達であることは小売店の皆さまは充分ご承知かと思います。一番お客様に近い小売店の立場では、広がるというところまで消費者の意識の変化はないと思います。それゆえに、このフェアトレード・タウンという構想で、町ぐるみで推進しようという一つの運動がおもしろく、広げるためのいいきっかけづくりになると思います。

認証他、世界のフェアトレード・タウンでもその国にあった形があると聞きます。
「名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会=なふたうん」は認証・提携両方で店舗数を広げていきたいと思います。
                      
                       提携ラベル(団体につける)
WFTO2

                       認証ラベル(品ごとにつける)
FLss

ゴールのための5つその一つ、推進委員会について

「なふたうん」は昨年6月に始まりました。行政や企業や学校への働きかけをして行くなか、推進委員会のテーブルにつく予定の、関係するそれぞれの分野の人は、時が熟せば、つまり運動が発展する過程に置いて、気が付いたらテーブルについていたという時期が来ると思います。

今は、「名古屋をフェアトレード・タウンにしよまい」の国際理解ワークショップ・フェアトレード入門講座・ワンコインセミナー等の講座を始め、「なふたうん」ワンコインサポーターの募集を通じて、行政にも学校にも起業やNPO・NGOにもつながって行きます。そのつながりを重ねて行ってはじめてテーブルにつく形も生まれてくると考えています。今はそのつながりを作りつつあります。今日の「なふたうん」推進委員会はその前身といえます。
                                           

第49回フェアトレード入門講座

2010/02/13

ウィルあいち1Fの交流サロンで行いました。
前日と当日に参加できないと連絡があり、二人の参加でした。次回の参加お待ちしています!

今日の参加のお二人とも、ニュージランド・南アフリカに留学等の滞在経験がある方たちでした。
           
                         49回FT入門2s

振り返りシートより
・とてもたくさんの情報を聞く事が出来て、勉強になりました。地球・人・環境はつながっていて、今から少しでも何かしなければ大変なことになると思いました。
消費するだけの世界に何か違うんじゃないかと感じていたので、これからフェアトレードや自分にできることをやっていきたいと思いました。

・興味を持つ事が第一歩。大切な事。
 仕事をしているだけでは、人や人の生活のには興味はもてない。今日来て、やりたい事がたくさん見つかった。
 環境問題などは、自分の生活に関連づけて考えるとすごく危機感をあおる
いままでの事を考えると、しっぺ返しが来て当然だという事。人は知能があると言われてるのだから、新たな世界を作っていく事がこれからは必要なのかも。

~ゆっこの振り返り~
話したいことがいっぱいあり、脱線もしばしば。
フェアトレードの種類、特徴、歴史など順に説明して行くとばくっとした感じで、一つ一つの物語まで話せないのが残念です。この講座はまさに始めの一歩。きっかけだけでもつかんで頂けたらいいなと思います。
また毎回同じ話もできないので何回でも来て頂いてOKです。重複はもちろんありますが、復習にもなると思います。

このところ、話す機会がとてもあります。2月11日の
~新しい生き方、新しい働き方を参加できる参加型アトラクション 起業転結ゲーム LOHAS LOBAS ロバス島20日間の旅 もしまちが、地域想いのビジネスであふれていたら~に参加した日も4時間ぐらいは話こんでいました。

たとえばマラソンできるように、話も楽にいくらでも話せるような話術も必要かと思う。ぐったり疲れず、つまり リキを入れず、自然体で、間をおいて、咀嚼する時間もいれて話したほうがいいのでしょうね。今日も少しはこころがけました。どうだったでしょうか?聞き手さんは?

まだまだ修行が足りません。聞く人もリラックスして聞けるような伝え方をしたいと思います。
これからもよろしくお願いします。

次回フェアトレード入門講座は3月13日(土)10時~11時半
 ウィルあいち2F NPO交流プラザ 会議室コーナー2 定員5人 参加費500円(マイカップ持参)

2月27日・28日 国際シンポジウム「フェアトレードの拡大と深化」@東京経済大学他お知らせ

2010/02/12

~Fairtrade Label News!より~

ラベル運動の最新情報をお届けします。 2010年2月12日
☆☆☆============================================================
Fairtrade Label News!
  フェアトレード・ラベル・ジャパン◇http://www.fairtrade-jp.org/◇
============================================================★★★
皆さま、こんにちは。バレンタインデーが近づいてきましたが、最近は「義理チョコ」以外に
も「逆チョコ」「友チョコ」など新しい形も出てきているようですが、女性スタッフだけのFLJ
としては、海外のように、男性から女性にお花のプレゼント、というのも流行って欲しいものです。
もちろん、そのときはフェアトレードのバラを!

さて、このたび、心強いゲストがFLOより初来日することになりました!FLOを代表して副理事長
イアン・ブレットマンが来日し、東京と大阪の二箇所でシンポジウムに招待していただき、フ
ェアトレード拡大におけるFLOの役割や挑戦について発表します。
ほかにも世界のフェアトレード運動をリードする7人のゲストが海外から招かれ、フェアトレード
運動の現状と課題、そして今後進むべき道などについてパネルディスカッションが行われます。
日本でこれだけのゲストが集まるフェアトレードシンポジウムは初めてで、なかなかない貴重
な機会かと思いますので、ぜひ奮ってご参加ください。
——————————————————————————–
新着情報
——————————————————————————–
■2月27日・28日 国際シンポジウム「フェアトレードの拡大と深化」@東京経済大学

*月日: 2009年2月27日(土)・28日(日)
*会場: 東京経済大学 B301
   〒185-8502東京都国分寺市南町1-7-34、TEL(代表):042-328-7711
*主催: 東京経済大学学術研究センター、フェアトレード学生ネットワーク(FTSN)
*申込み: 要事前予約。申し込みは、ft.international.symposium@gmail.comまで。
件名は「申し込み」として下さい。
 ★社会人の方:氏名、会社/団体名、連絡先(PCメールアドレス)
 ★学生の方 :氏名、大学名、学年、所属団体名(あれば)、連絡先(PCメールアドレス)

*参加費: シンポジウム:1000円/レセプション:3000円
*主なゲスト(敬称略)
 海外: イアン・ブレットマン(FLO:国際フェアトレードラベル機構、副理事長)
クラリベル・ダヴィッド(WFTO:世界フェアトレード連盟、副会長)
カルメン・イエツィ(FTF:フェアトレード連合、事務局長)
ブルース・クラウザー(フェアトレード・タウン運動、総合コーディネータ)
フランツ・ファンデルホフ(UCIRI:メキシココーヒー生産者組合、代表)
サフィア・ミニー(ピープル・ツリー、代表)
ジャン・マリ・クリエ(フェアフューチャーズ、代表)

詳細はこちら↓
http://www.fairtrade-jp.org/whats_new/000117.html

■3月2日 国際シンポジウム「フェアトレード・コミュニケーション:商品が運ぶ物語」
@国立民族学博物館(大阪府吹田市)

*日 時: 2010年3月2日(火) 10:30~17:45
*場 所: 国立民族学博物館 講堂
*参加方法: 参加費無料。事前申し込みは必要ありません。
*使用言語: 英語・日本語。(同時通訳付き)
*お問い合わせ:  国立民族学博物館 鈴木 紀 研究室
E-mail:suzuki-cr@idc.minpaku.ac. jp
TEL:06-6878-8340  FAX:06-6878-7503
*主 催: 国立民族学博物館

詳細はこちら↓
http://www.minpaku.ac.jp/research/fr/20100302.html

昨日のNHKのニュース、フェアトレードのチョコレートがなぜフランスで取材?

2010/02/12

私は見ることはできなかった番組、NHKニュースウォッチ9ですが、見た人の情報で不思議に思ったことは、フェアトレードの紹介をするにあたって、そこはフランスだったということ。日本でフェアトレードがなければ、他の場所という紹介にもなりますが、なぜでしょう?

児童労働という言葉を使いながらも、悲惨さまでは届いていない感じだったと見た人は語った。

フェアトレードと児童労働を伝えたかったのは確かです。がなぜフランスか?
NHKではあるけれど、日本のチョコレート会社を意識して、配慮しての事でしょうか?

近年は、売上の一部を寄付という形を取り、国連の大きな団体のHPにもそのチョコが掲載されていますが、本日の「児童労働に関わる材料は使っていない」という内容には至らない。

消費者が、情報をしっかり見極めなければいけない。
フランスでの取材もなにか、消費者に知らせないような意図もあるかな? 知らない人は「日本」については言及していないということなので、世界でのことだと思うかもしれない。

どちらにせよ、一人一人が自立して判断できる人にならないと、マスコミの意図のままに動く事になります。これからますます、巧妙にムード作りをしながら販売促進のあの手この手が差し伸べられることでしょう。自らの頭のなかで、『真意に翻訳』できるように勉強して行きましょう。

たった今NHKニュースウォッチ9内でコートジボアールのカカオの児童労働のせいで未就学児が多いという問題と、フェアトレードについて紹介されているのを見ました!

2010/02/11

…….というメールを頂いたのですが、私は見なかったので残念。
世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE 
白木朋子さん講演 開催します
「ガーナからの報告~スマイル・ガーナ プロジェクトの取り組み」

日時:3月2日(火)18時半~20時
会費:700円(当日1000円)
会場:ウィルあいち2FあいちNPO交流プラザ
定員:20名要申込
申込:huzu■huzu.jp(■は@に変えて)

内容:1月ガーナに出張し、昨年2月からカカオ産地で行っている「スマイル・ガーナプロジェクト」の1年目の評価と2年目の活動について現地スタッフと話し合いの報告。前進もありましたが、まだ課題もたくさんあるとのこと。人身売買の子どもたちへの対応等これらの活動のために当初想定していた以上の予算がかかることもわかり、より一層力を入れて取り組まなければならないということです。

チョコレートの真実s
      「チョコレートの真実」

*********************************
名古屋市東区上竪杉町1ウィルあいち1F
風”s(ふ~ず) 土井ゆきこ
052-962-5557(T&F)(月休み)
http://www.huzu.jp/
huzu■huzu.jp(■は@に変えて)

コート君への手紙(2010年1月23日)

2010/02/10

            フェアトレードの絵本「おかいものちょっと考えて」をみんなで読みました。
本読みs

2010年1月23日(土)ウィルあいちにて、国際理解教育ワークショップ「チョコレートの来た道」を開催し31名親子さんが参加して頂きました。その時のコート君への手紙がすべて書き込みができましたので紹介します。

コート君とは、2008年2月の中日新聞の子ども新聞コーナーに紹介された、アフリカのカカオ農園でカカオの実を割っている写真の男の子に名前をコート君とつけたのです。
ワークショップは、世界の白地図に、チョコレートの材料の生産国と食べる国とにそれぞれシールをはり、その違いを知り、また材料に生産地の人々は貧しい生活に追いやられていて、子どもたちが働かざるを得ない状況であり、それが騙されて連れてこられ奴隷のような生活をしている子らもいる。
そのような事をワークショップ形式で学んだあとの振り返りのなかで、コート君にみんなが
手紙を書き、手づくりのポストにいれました。
それはこの日のファシリテーターメイちゃんの来年1年生になる息子さんじゅんくんと作った手づくりのポストでした。
                      

コート君へ
コート君が毎日しごとをしている物はチョコレートという「おかし」です。とてもおいしいです。日本では子どもがそのチョコレートを食べています。ぼくはチョコレートを作っている人が子どもで食べたことがないなんて知ってビックリしました。僕はチョコレートが好きだけど、あまりチョコレートが食べたくなくなりました。僕はチョコレートが子どもが作るものではなく大人が作る(チョコレートを作りたい人)が作ってほしいです。コート君も早く学校に通えようになってほしいです
小学校4年(10才)のS.T.より

コート君へ
フェアトレード?なにそれってさいしょはおもったけどチョコってなんなのかどんなあじなのかしらない人がいるなんてしらなかった、しらない子だけどしんぱい。
(1年生)

コート君へ
あなたの国からはるか遠い日本に住む私達は、これまであまりに知らない事が多すぎました。
あなた方まだ年端もない子どもたちがどんな生活を強いられているのか…。
あなた方の私たちが思いえがけないくらいの大変さ、過酷さを思うとどうして人間はこんなに差別されさくしゅされたまたま生まれた国の違いで人生が決められてしまうのだろうといきどおりを痛感します。この組み込まれた世界の構造の中で、私たちはどうしたらいいのでしょう。
あなた方の苦しみをどうしたらとり除く事ができるでしょう。
私は知らない事が多すぎます。
まずあなた方を取りまく真実が知りたいです。もっとひとりづつが世界の子どもたちの実態を知るべきです。
世界中の子どもたちが幸せになる権利がある筈です。

はじめましてコート君。私は日本という国に住んでいます。日本ではコート君たちが作ってくれたカカオで作られたチョコレートがたくさん売られています。
私は、甘くてほろ苦いチョコレートが大好きです。
でもある日、カカオを作っているコート君たちがとてもつらい思いをして働かされていることを知りました。コート君たちが学校に通い健康に成長するためにどんなことができるのか考えてみましたが遠い遠い国のことなのでなかなかいい案が思いつきません。とりあえず、コート君のような環境の人がいることを他の人にも知らせていこうと思います。私ができなくても、他の人が考えたり実行したりしてくれるかもしれないからです。少しでもコート君たちの環境が良くなることを願っています。

フェアトレードと言われても最初はピンときませんでした。
私たちは、自分達で作った物を食べる機会がすごく少なくなりました。
私の子ども達の友達の中にはお米や野菜や果物がどうやって畑や田んぼになっているか知らない子が増えました。
でも私も同じでした。チョコレート、コーヒーなどお店に並んでいる物しかしらなかったのです。私の田舎では「お互い様」という言葉があります。「もらったらあげる」「助けてもらったら、次は助けてあげる」それがふつうな事なのですよね。
あなた達の労働がそれにみあっただけの収入になる。その為に私達が何をしたらよいか。今それを私は学びだしたばかりです。

今所属している合唱団で児童労働をテーマにした歌(合唱組曲)を創作しています。あまりに重いテーマの為、私はそのテーマに引き気味?(いえ一歩引いていました)でもどういう訳か昨夜ふと今回のこのワークショップに参加してみようという気持ちになり今は参加しました。
自分でももう1年以上この歌にはかかわりたくないと思っていたのですがこの心境の変化は自分でも良くわかりません。
先進国が好んで食べ開発途上国の貧しい子供たちがその労働をしている。今自分が幸せだと思うが…。
子供のときは貧しかったが家族と一緒で幸せでした。
この労働をさせられている子供達に少しでも光があたるような援助(失礼かな?)いえお手伝いが出来たらと思うこの頃となりました。

親愛なるコート君
君は今も元気でいるでしょうか
子どもはみな愛される為に生まれて来ると思うので、君の今の現実は私にとっては辛いことです。
カカオがチョコレートになり、世界のほんの一握りの人が美味しく食べて、その為に君が想像もできないような大金が支払われていると知ったら君はどう思うのでしょうか。
まだ我々が払っているお金は誰のところに蓄えられているのでしょうか?
君の労働が正当に評価され、君が正当な権利を行使できるような世の中になればよいと思います。
チョコレートを食べている私たちは決して人を不幸にしてまで安いものを買いたいと思っている訳ではないのです。世の中のしくみが少し変化して皆が少しずつ譲りあえて、皆が幸せになれたらいいと思います。
その為に私達は何ができるのかそれをすることで地球の温暖かも環境破壊も争いもこの世の中の悪いことが良い方向へ向かっていく気がします。
私も少しこれからの人生を考えてみたと思います。「何ができるのか」「何が伝えられるのか」
今日得た知識がこれからの一歩につながりますように。
君の将来が少しでも明るくなりますように。
遠い東の国で祈ってます。

コートくんへ
コートくんが学校に通って友達と楽しく遊ぶことができるような世界なったらいいのにと本当に思ったよ。
そのために私ができること。フェアトレードのチョコレートを買うこと、他にもいろいろおりそうだけど、すぐに今考えられないんだけどこれからもコートくんのことを思い出して考え続けて、実行していきたいと思います。
そして私の周りにいる人にコートくんのことを伝え続けていきたいです。
コートくんが
おひさまの下で
元気に遊ぶ姿が
見られる日が来ることが
願っています。

貧しい国  ⇔  豊かな国
これからは対等に
カカオ→チョコレート→→→
安く
バナナ       →→→日本(先進国)へ「おいしいね!いろいろあるね!しあわせ!」
たくさん
エビ        →→→
作る国・取れる国     食べる国
M.H.

コート君へ
チョコレートおいしいよ!!ありがとう
チョコレート買ってるよ!!
Mより
コートくんいつもカカオをわってチョコレートをつくっているのにチョコレートを食べたことなくてわたしはかわいそうだと思いました!いつもカカオをわってくれてありがとう!チョコレートはおいしいよ!!

コートくんへ
カカオをいつもわってくれてありがとう

コート君へ
コートくんが毎日割っているカカオ豆は、とてもおいしいチョコレートになります。私も子ども達もチョコレートが大好きです。日本では子どものおこずかいで買えるぐらい安いチョコレートを、チョコレートを作っている国の人達が食べられないなんて知りませんでした。安売りのチョコレートにはそんなことがかくされていたのですね。高いなーと思ってあまり手の出なかったフェアトレード商品があたりまえに流通する世界になるといいと思います。コート君のような子ども達がきちんと学校に通えるようになってほしいです。

コート君へ
こんにちは。
毎日大変だよね。
ぼくも小学生です。
同じくらいの年の子なのに働いている子と学校に行けるなんておかしいよね。
早く学校にいけるようになってほしいね。

コート君へ
コート君、こんにちは。
私は日本に住んでいる35才の「N」です。
子どもの頃からチョコレートをおいしく食べていましたが、そのチョコレートがコート君のような子どもたちのおかげで作られていることを大人になって知りました。
私にもコート君ぐらいの子どもがいますが、毎日大変な労働をさせられていると思うととても胸が痛みます。早くそんなひどいことがなくなるといいと思います。
そして、知らないふりで安いチョコレートを買うことは、児童労働をさせている人と同じ罪だと思います。日本でもみんながフェアトレードのチョコレートを買うようになれば、ひどい児童労働はなくなるのだから、周りの人にも伝えて行きたいです。
どうか一日も早くひどい労働がなくなりますように、元気で笑顔がふえますように。

コートくんへ
チョコレートをたべるたんびにコートくんのことおもいだすよ。コートくんがつくったのか、ちがう人がつくったのかをかんがえながらチョコレートをたべるとおもいます。これからもがんばってください。

コート君へ、初めまして、こんにちは。
毎日毎日働き続けているあなたは、元気ですか?
学校に行けず、家族とも離れているあなたの夢は何ですか?
とても遠い国に住んでいる私は、今日あなたの事を初めて知りました。
地球の裏側であなたのような子供たちが毎日きびしい生活をしていることを知りました。
私には何ができるのかなと考えました。
できることはたくさんあるのだと気づきました。
私一人にできることは小さいかもしれないけれど、私は私にできる思いつく限りのことをしていこうと思います。
どうかコート君の心の中にあるあたたかいモノをなくさないで、忘れないで、あきらめないでいてください。
いつか、安心して暮らせる日が来ることを信じています。
互いに精一杯がんばりましょう。
いつか地球全体がつながれる日まで…

コートくんへ
燃えている森に一滴ずつ水を運んだハチドリになるよ。
私の落とした一滴があなたのための一滴になりますように…
そして世界中の人があなたのための一滴を落としてくれますように…

コートくんへ
コートくんがたのしい毎日がすごせるといいね。
たのしくないことばかりしていてもつまんないようね。
ともだちとあそんだりできたらいいのにね

コート君へ
コート君がわったカカオはとてもおいしいチョコレートになります。
だけどあんまり無理しないでね。
私たち日本では、チョコレートがいっぱい売っています。
安いチョコは私あんまり買いたくないです。コート君みたいにはたらかされている子どもたちがいっしょうけんめい作ったチョコだからです。

コート君へ
いつもご苦労さまです。
私は毎日つかれた時とかイライラしている時とかチョコレートをよく食べます。チョコレートが大好きです。
でもコート君はチョコレートを知らないんだよね??親と一緒じゃないんだよね??大人からなぐられて辛いよね。
私にできる事はチョコを買うことしかできないけど、いつか国連とかSaveTheChildrenっていう人たちが助けてくれるよ!!
コート君みたいに児童労働させられている人の味方はたくさんいるからね!ウチの学校でも今度、ぼ金するし。合唱祭でもやるからかなりお金が集まると思うし…だから頑張ろ
Kより

自分はチョコレートを当たり前のように食べているけれど、チョコの原料となるカカオの実を取ったりしているのは自分とおなじくらいの年の子どもだからチョコとかは大事に食べたいと思いました。
だから自分もフェアトレードに協力したいと思いました。
コートくんありがとう!

おいしいかおいしくないかそれだけ。作っている人のことを見えない部分を…見ようとしてなかったかな。
おいしいかおいしくないかそれだけの自分。

コートくんへ
いつもカカオのみをわっているんだね 学校もいけないんだね かわいそうだとおもうな
いつもカカオのみをわってくれてありがとう

コート君へ
私は38才の女の子を一人もつ母親です。
子供を持つ母親としてとてもとても悲しくなりました。
チョコレートは甘くておいしいのに辛くてしょっぱい味がするチョコレートに思えます。おなかもすくでしょう。あつい日もあるでしょう。でも大きな声で“ぼくはイヤだ!”と叫ぶことすらできないんですね。
子供は親からそして大人からとても大きな愛情をもらう権利があります。そしてあなたが親になった時その愛情をあなたの子供や家族に与えることができるのです。
これでは素敵なかっこいい大人にさえなることができませんね。
私は日本で生まれて豊かな自然と温かい人たちに囲まれて大人になりました。そしてスーパーに並ぶチョコレートをほおばりながらあなた方のことを知らずしあわせにくらしてきたのです。
これからはあなたの幸せに少しでもお手伝いできたらと思うのです。素敵な笑い声いっぱいの家族を築ける大人になれるために…。大丈夫。きっとあなたの気持ちが世界中に届くからね

コート君へ
私は甘いものが大好きな日本人です
あなたが毎日もんくも言わず働いてくれることによっておいしいチョコレートをいただいています。
あなたにチョコレートの味を知ってもらう日が来るように小さなことから協力できたらと思います。

コートくんへ
毎日、お仕事をがんばっておつかれさま。
私たちは遠い日本に住んでいますが、あなたたちのような子どもたちが働かなくてもいいように、
お父さんや、大人たちが働いて、子どもたちは学校で大人になった時のために勉強ができるようにと考えて、フェアトレードをしたり、いろいろなことをしている人たちが少しずつ増えています。
だからあともうちょっとだけケガや病気に気をつけてあともうちょっとだけまっていてくださいね。
では、また。

(イラスト、青い空に白い雲、大きな虹、そして4人の子供、チョコレート)

コート君へ
みんなが幸せでいられる世界にしたいね。
幸せ=「普通に~をする」ということ
普通にごはんを食べ、学校に行き、遊ぶetc.

コートくんたちが働いてとってくれたカカオを今まで何も考えずに食べてしまってごめんなさい!これからはできるだけフェアトレードのチョコレートを買うことにします。
FAIRTRADE つながるいのち

コート君へ
私が私にできることを毎日続けようと思います。
ものを食べることはいのちをいただいていることを再確認し、自分の口に入るまでにどれくらいの人と手を経由しているかを考えいろいろなものに感謝しながら食べたいと思います。
子供たちにもフェアトレードのこと、環境について日本が恵まれていることをきちんと伝えたい。

★予告 3月6日(土)14時~ウィルあいち2Fにて「フェアトレードタウン10周年記念セミナー」開催予定です。決定次第お知らせいたします。イギリスのガースタンクはフェアトレード・タウン発祥の地(2000年4月に宣言)、そこへ出かけた人の報告を聞くことができるかもしれません。乞うご期待!

チョコの噂が、県西庁舎から白壁庁舎へ

2010/02/09

今日、お昼休みの時間にフェアトレードのチョコレートを買いにみえた二人の女性が、県西庁舎からチョコのうわさが流れてきて美味しいということで、買いに来て下さいました。

今朝は、朝県西庁舎へチョコレートの搬入に行ったその時に、朝日新聞の夕刊を持った男性がピープルツリー50gのチョコひとそろい8枚買っていかれました。

また風”sでも新聞を持って、県庁に行かなくってもここにあれば……と買いにみえた人がいたとか。

私は、夕方佐川急便の配達の男性にチョコ1枚プレゼント! 今日で3回目の配達、やっと私がいたという感じです。不在カードにある連絡先をすぐに連絡しなかったので2回も来てもらっていた。連絡の後、今日小包を受け取ることができました。
思うに、不在の人が多いなか、何度も足を運ぶのは本当に大変なことだと思います。また、夜遅くまでの配達も、受け取る方は助かるけれど…..思いは複雑。ともかく、宅配の人たちには感謝します。そんな気持ちをこめてチョコをプレゼントしました。

もちろん、フェアトレードのこと、児童労働の話も少しして。
ILOの児童労働の報告からです。2005年の資料ですがまだ更新はされていません。
http://www.huzu.jp/html/tayori_128.html
風の便りは2008年なので、チョコのパッケージが以前のものです。内容は是非読んでみてください。思いを馳せてみてください。

Search
Archive

You are currently browsing the 名古屋をフェアトレード・タウンにしよう会 ブログアーカイブ for 2月, 2010.